湯けむりの宿

西方裕之 湯けむりの宿歌詞
1.湯けむりの宿

作詞:たかたかし
作曲:岡千秋

送る背中が つらいから
わたし始発で 帰ります
湯けむりの
湯けむりの なさけ宿
昨夜あなたに 愛されて
今朝はわかれる いで湯駅

明日が見えない ふたりでも
契(ちぎ)る情けに うそはない
湯けむりの
湯けむりの しのび宿
光る線路の その先は
狭霧(さぎり)流れる いで湯駅

倫(みち)にはずれた 恋だけど
罪はわたしが せおいます
湯けむりの
湯けむりの かくれ宿
胸にあなたの ぬくもりを
抱いて汽車待つ いで湯駅


2.みちのく

作詞:たかたかし
作曲:岡千秋

冬の寒さが まだ残る
奥の細道 ただひとり
寂しすぎます みちのくは みちのくは
まして忘れる 恋の旅なら
風も足音 しのばせる

痛むこころを 抱きしめて
古い町並み たどり行く
雨が来そうな みちのくは みちのくは
人の気配も 消えたみたいで
迷うこころの 日暮れ路

歩き疲れて ふりむけば
遠い山並み 日が落ちる
ひとり旅する みちのくは みちのくは
春をどこかに 置いて来たのか
今日も寒々 風が泣く