公園デビュー

赤い公園 公園デビュー歌詞
1.今更

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

少しの寄り道も避けて
白いビニール被って徒競争
ひとり立ち尽くすガードレール
みんな目指した目的地は空っぽだった

ふらついたままで家まで
突っかけただけのハイヒール
異常を来してるのは
どちらかなって気づいて

バックオーライ
そう皆様
生き急いでった奴らを
祝福できるかな今更
引き止めなくっちゃ
まず 君から

止めどなく雪崩れる
血走った目玉
こっちを向いてよ
頭冷やしたいなら
バケツをひっくり返せ

タッチ交代
もうくたくた
置いてけぼりの私に
走る気はないさらさら
恨めしがってんならそろそろ

バックオーライ
そう皆様
遠のいてった君に
振り向いてって言えるかな今更
聞こえるように叫ぶから


2.のぞき穴(Album Version)

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

顔には出すな
えくぼを隠せ
詰まらぬ音頭を
馬鹿みたいにとっていて

空には言うな
歌にもするな
自慢、愚痴、
集会に出てはなりません!

悪気をポイして
しけもくつけて
よだれたらして
パプリカのパレード

汗ばんできた
暇なら止めて
息を潜め
窒素に似せたら

滅菌臓器に留めて殺せ!

効能だより ご利益頂戴
襖に影が絵を描いて埋まる
名残惜しいか
藁をもつかむ
のぞいちゃいな?

効能だより ご利益頂戴
襖に影が絵を描いて埋まる
名残惜しいか
藁をもつかむ

効能だより ご利益頂戴
襖に影が絵を描いて埋まる
名残惜しいか
藁をもつかむ
のぞいちゃいな?


3.つぶ

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

つぶ
そろったつぶ
蹴飛ばして
帰っておいで

つぶ
そろったつぶ
跳ね返る
泥にまみれてない

そんなもんじゃない
あなた次第
いけないことはない

つぶ
そろったつぶ
飲み込めば
自然の猛威

つぶ
そろったつぶ
振り返る
過去は忘れて

ナイチンゲールじゃない
それは癒えない
枯れないものはない


4.交信

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

万華鏡は月へ向いた
神聖な友を待たれよ
先生もパパもママも
寝かしつけて来たぜよ
雑草はブレーメンのように
神聖な友へ導く
耳を澄ませたぼくらだけに聞こえた

万華鏡は月へ向いた
神聖な友を待たれよ
先生もパパもママも
寝かしつけて来たぜよ
雑草はブレーメンのように
神聖な友へ導く
耳を澄ませたぼくらだけの秘密

閉まって
開かなくなったかい

近頃はなみだ
朝日がきらきらで目を伏せるなら
もう一度はじめよう
ぼくらのよる

トトトツーツーツートトト

秘密
閉まって
開かなくなったかい

山際も星も
ぼくらに気付いては
お話もした
いつからかあの頃が
妬ましいよ

こみ上げる なみだ
朝日に 嘲笑われたって 拭えばいい
もう一度はじめよう
ぼくらのよる


5.体温計

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

どちら?
石だけ避けて
今日もどうにか
無傷ね。

いかが
爪の間から漏れる
水銀のイメージを

いくつ?
丁度月が見えた頃に
とうとう。

いつつ
ママの指を掴む
取れちゃいそうね

いかが
爪の間から漏れる
水銀のイメージを


6.もんだな

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

眼を爪で擦って
やっとこさベッドタウン
白いスカートにまた
白い血が滲んで乾かないな

開かないな 足らないな
さらばの門 重たいな
手伝う男はもう居ない
染みちゃうな
忘れたいな
しつこいな?
うるさいな!

眼を爪で擦って
やっとこさベッドタウン
白いスカートにまた
白い血が滲んで乾かない

開かないな 足らないな
さらばの門 重たいな
手伝う男はもう居ない
染みちゃうな
忘れたいな
しつこいな?

開かないな 足らないな
さらばの門 重たいな
手伝う男はもう居ない
染みちゃうな
忘れたいな
しつこいな?
うるさいな!


7.急げ

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

本当の本当の本当の本当は
違うものが食べたいのに
背中を照らす色はひとつ

意味ある言葉を繋げた
本当も違う
なんで?見えてるのに
腕を引っぱる色はひとつ

ひとつ…

ええい!治れ
顔も足も取り替えちゃって
あの子みたいになりたいな
真ん中の個人差定規
折れ、と迫っている
すすめの青が


8.カウンター

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

行き止まりぶちあたる
いつもの光景
慣れてきた橋わたる
いつかはきっと

実ってゆくもの
どんなに若くても
足りない
やるっきゃないから
まあまあしっかり
しないとって
覚悟したのに

水たまり泥まみれ
いつもの光景
連れてきた思い出も
いつかはきっと

朽ちてゆくもの
どんなに数えても
足りない
誤摩化しきかないまま
失敗ついでに出した答えは

カウンター喰らった
くらいでひるんでしまうならば
出直せ
我々は未来から
集合がかかっている

大行進に
遅刻した居場所失くして
自業自得
夜なべしてあれこれと
考えすぎたせいね

カウンター喰らった
くらいでひるんでしまうならば
出直せ
我々は未来から
集合がかかっている


9.贅沢

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

大概の事なら運命
はじききったそろばんは想定の範疇

ぐるっとバットで酔うわざとよ

毎晩内緒で時計の針をずらす
その他に抜け出す術がないので
チャイムがなったらなったで家に帰る
カラスと一緒にってのは気が引けるけど

ばいばいしたくないハート
砕け散ったらもう一度計算真っ最中

ぼやっと現れるは白馬に
蹴っ飛ばされてる殿方さ

ほんとは知ってる
神様も私も
これ以上の幸せが無い事を
ちゃんと願ってる
番狂わせな未来
それすらも導かれてるのかな

毎晩内緒で時計の針をずらす
その他に抜け出す術がないので
チャイムがなったらなったで家に帰る
カラスと一緒にってのは気が引ける
楽しいを思い出す
たくさんの贅沢だね


10.くい

作詞:津野米咲
作曲:津野米咲

お天気に文句を言って
雨粒を避けて
まだまだ贅沢したいよ

団扇取って
しなびてる
劣等生は窓の外
ホテルきらきら

午前二時、帰り道
福生の方の赤い空
孤独だ!
打たれたら
引っ込んでしまうさ