ブーゲンビリア

遊佐未森 ブーゲンビリア歌詞
1.箱根


2.light song

作詞:遊佐未森
作曲:高木正勝

いつもこの場所から 歌いはじめるよ
遠い友達にも とどきますように
陽だまりのなかから こだまを紡いで
あかりを灯しましょう 終わらない歌の

雲は流れて 光の射すほうへ
花はやがて 光の射すほうへ

小さなせせらぎは 君へ続いてる
あかりを灯しましょう 終わらない歌の

lalala lala la-lalala.....


3.ブーゲンビリア

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

海風に こぼれそうな花は
あざやかな 夏を知ってる
黄昏の 空が許すから
つきあって ブーゲンビリア

人影も まばらになって
サンダルを 脱ぎ捨てた

砂の上 太陽の名残が
夕映えに 羽ばたいてゆく
おわらない 日々の結び目を
ほどいたら ブーゲンビリア

揺れながら ああ揺れながら
舞い戻る 夢の跡

重ね合わせてく あの日の海を
にじむ輪郭と かすかな香り
touch my heart

変わってく 雲のかたちから
優しさを おぼえるのでしょう
静寂を そっと抱きしめた
ひと夏の ブーゲンビリア

まどろみに 浮かぶ永遠
せつないわけじゃなくて

重ね合わせてく あの日の海を
にじむ輪郭と あなたの香り
touch my heart
touch my heart


4.流線

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

風を切って どこまでも 走れそうな
赤いボート 太陽 追い越してゆく
歌うように 回るハンドルを 握る
あなたの 切りとる空が 頬かすめてく

ねぇ 岬まで 遠まわりして
ねぇ 水平線で 停めて ひとねむり

目を閉じて 見えてくるものが 今は
美しい 音楽のようなカーブ
ぬれてた シャツの袖が 乾いてゆく
あの日の 悲しいことも すきとおる

あぁ 永遠の 休暇のように
あぁ 波に 揺られていたい

across the air すべては あなたに 会うために
across the air 世界は 彩られた ミラクル
across the air 流線 弧を描く 鳥のように
across the air 雲まで 二人の愛は 飛べる

新しい サングラスと 水飛沫
この時 この潮風を 信じてる

あぁ もう一度 海に入ろう
あぁ 飴色の 夕なぎ

across the air すべては あなたに 会うために
across the air 世界は 彩られた ミラクル
across the air 流線 弧を描く 鳥のように
across the air 雲まで 二人の 愛は飛べる


5.blue heaven

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

風が吹くたびに 天使の羽根が
海に舞い降り キラキラしてる
誰もいないビーチ 小さな鳥へ
船に揺られて 珊瑚の森を

光る 魚たちと
泳ぐ 誘われるまま

限りなく満ちる 青い時よ
ためらわず 陽射し浴びよう
目に映るすべて 青い時よ
私たち 抱きとめて

カゴの中では 冷えたワインと
夏の果実が おしゃべりしてる
子供みたいに はしゃぐ横顔
うとうと見てた ヤシの木陰で

やがて 迷いさえも
波に さらわれるまで

長すぎるパレオが はためいて
気紛れに 染められてゆく
ブルメリアを挿した 耳許に
潮騒の 音を聞く
限りなく満ちる 青い時よ
ためらわず 陽射し浴びよう
目に映るすべて 青い時よ
私たち 抱きとめて


6.桃色の雲は

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

陽炎を 横切って 駆けてく 女の子
制服の 距離はもう 遠くに なってく

夕暮れが近づく この街で
旅するように 今だけ少し

交差点 肩を丸めながら 渡る人
窓際の 席でただ ぼんやりする人

道端に しゃがみ 絵を描いてる 小さな子
止まらない 物語 いつかは 虹になる

あなたは 何を見つけてゆくの?
わたしは 何を見てきたのだろう?

太陽の行く先に つまづいてしまっても
桃色の雲は いつもわたしの 上にあるから

段葛 足許をたしかめ 歩く人
紫陽花の 着物の襟足が きれいで

あなたは 何を選んできたの?
わたしは 何を選ぶのだろう?

太陽の行く先に つまずいてしまっても
桃色の雲は いつもあなたの 上にあるから


7.花林糖

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

残暑のとぎれた
明るい夜

一口 囓る音が
庭に響いてく

甘く香る 月夜に浄められて
もう会えない あなたのことを 思い出す

駆け抜けた恋は
みじかすぎて

いつしか 傷のあとが
消えてしまっても

私たちは それぞれ別の場所で
同じ川の 流れのなかを 泳いでる


8.Daisy/Daisy


9.ユングフラウ


10.彼方

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

海に落ちてた ガラスの小瓶
嵐のあとの 難破船
雲の切れ間を 収めた写真
返しそびれた ペーパーパック

なぜ 私のもとへ
いつの間にか ここにあって
街燈を数えて
波打ち際 歩いていた

夜明けまで つづく海岸で
透明な 朝を待つ
踝に 残る冷たさも
いとしさも 幻に還る

残り香だけの バラの花束
花火が映す 壁の色
誰かが言った 短い言葉
映画のような 月あかり

終わりと始まりは
いつもいつも 背中合わせ
夜空を駆けてゆく
逆らえない 物語が

この夜に 肌を溶かしたら
透明な 朝がくる
ささやかで あどけない夢は
消えてゆく 波の花

彼方で 新しい 光
等しく この街を 照らしだす

あざやかな 白い光線が
幻を 束ねてく
くちびるに 残る一言の
意味さえも 透明になって

キラキラ マブシイカラ…