瞳水晶

遊佐未森 瞳水晶歌詞
1.瞳水晶

作詞:外間隆史
作曲:外間隆史

虹色のアスファルト
水溜り覗いたら
ボクの心の空模様
どうだろう?

暮れてゆく坂道を
なだらかに時は往く
ボクは遠まわりしたくなる
独り

雨あがりの街と うらはらに涙色
嘘なんてつけないね くちびるが震えたよ

あした青空の下で
打ち明けたいよ瞳水晶

夜になる少し前
あいまいな気持ちのままなら
帰らなきゃよかったよ
家(うち)へ

灯りを追いかけて 逃げてゆくシルエット
ささいなあやまちに 三日月もにじんでた

あした青空の下で
打ち明けたいよ瞳水晶

あの空にボクはいつも
憧れ映す瞳水晶

あした青空の下で
打ち明けたいよ瞳水晶


2.Happy Shoes

作詞:外間隆史
作曲:外間隆史

真夜中に青い靴 ボクは走って
風たちと口笛を吹きながら
石を蹴る 金色の光放って
何処までもこだまする 午前2時

かかと鳴らしてみたんだ
夜の彼方へ
耳をすませば ほら
聴こえる星のオーケストラ

ハッピーシューズ 街角に
ハッピーシューズ 響かせて

街路樹が揺れている夜に限って
地下鉄のきしむ音懐しい
真夜中に青い靴 ボクは走って
気まぐれなトキメキを探してる
魔法を信じていたいよ
朝がくるまで
鼓動をおさえながら
見知らぬ道をアン・ドゥ・トロワ

ハッピーシューズ 街角に
ハッピーシューズ 響かせて
ハッピーシューズ 願い事
ハッピーシューズ かなえてよ
ハッピーシューズ 街角に
ハッピーシューズ 響かせて


3.Destination

作詞:工藤順子
作曲:成田忍

小さな川に 沿って歩いてゆく
いつかめぐり逢う 海にひかれて
とり戻せない あの日の手紙が
届くのは今日 それとも明日

なつかしいのは 昨日じゃなくて
逢いたい人は 貴方じゃなくて
遠くで呼んでる 明日の景色
遠くで呼んでる 明日の景色

高い草に かくれて泣いた日
丘の上には 眠った工場あと
いつも同じと 思った草たちも
毎年違う 花をつけていた

人たちの群は 朝の街に駅に
変わらぬ景色を 作るのでしょう
いつか私が 消えたあとにも
いつか私が 消えたあとにも

なつかしいのは 昨日じゃなくて
逢いたい人は 貴方じゃなくて
遠くで呼んでる 明日の景色
遠くで呼んでる 明日の景色
遠くで呼んでる 明日の私
遠くで呼んでる 明日の景色


4.花ざんげ

作詞:太田裕美
作曲:太田裕美

春の宵 春に酔い
星を数えて そぞろ歩けば

はしゃぎすぎた 季節でさえ
素直なこころで 懐かしくて

やさしいだけで物足りなかった
あなたが急にせつなくなる

春の宵 春匂い
花の便りに 胸ときめいて

無邪気さは 罪つくり
こころならずも 罪を重ねる

やさしいだけで物足りなかった
あなたを急に抱きたくなる

春の宵 春に酔い

春の宵 花匂い


5.桜

作詞:工藤順子
作曲:近藤由紀夫

桜の花びらを 両手で受けながら
二人で薄紅の 少女にかえりたい
めくるめく 春はゆく
変わらないで 微笑んで 貴女だけは
あの人の胸の中
いつまでも咲いていて

束ねたその髪に 春風砂の風
貴女の横顔は 優しい歌のよう
陽を浴びて 春の中
言えなかった あの想い 散って何処へ
あの人に届けたい
ひとひらの夢のあと
桜の樹の下に 静かにひとつずつ
眩しい想い出を 埋めてしまいたい
巡りくる 春の日に
時のかけら 散りばめた 花が咲いて
あの人の肩先で
ひそやかに歌うでしょう
貴女にも私にも
ささやいて揺れるでしょう
ときめきもせつなさも
風たちと踊るでしょう


6.水夢


7.花一杯君を待つ

作詞:工藤順子
作曲:成田忍

切りたての 前髪に
すべりこむ 言葉が
右耳で 眠ってた
季節を 揺り起こすよ

舗道でひとり
迷子の日々は
時の彼方へ

※もいちど言って
君が好きだよ
花一杯に
君が好きだよと※

駆け抜けた 風のあと
砕けてく ショーウィンドー
降りそそぐ 舞い踊る
ガラスの 花びらたち

プリズムの夢
消えないように
まぶたを閉じて

もいちど言って
君を待ってる
両手一杯に
君を待ってると

(※くり返し)

赤いれんげ草
黄色い菜の花
青いすみれ草
桃色スウィトピー


8.ステイション

作詞:杉林恭雄
作曲:Q

最後のベルが
僕を汽車に運べば
あなたはたたずみ
離れる霧の彼方へ

風に吹かれて
いつしか舟は流れ
オール放した
指に血をにじませて

※泣かないで お願い
大きな声を出しても
いつまでも あなたに
歌いかけてる※

流れる季節
雨を降らさないで
今はともしび 抱いている

まぼろしの朝
あなた駈けてゆく
ピンクの筆跡
空に残しながら

今度の駅は
きっと白いキャンバス
口笛吹きつつ
涙に色をつけて

(※くり返し)

流れる景色
窓をふるわせないで
今はほほえみ映してる


9.月姫

作詞:工藤順子
作曲:松尾清憲

冷たい風のテラスで
ため息ついてる月姫
ほうき星は郵便屋
赤い尾をひく バイクが止まる

宛て先不明で 帰ってきたのは
夜空に飛ばした 熱い想い

月姫 月姫 今夜も一人
優しく受け止めて くれる人は
月姫 月姫 今夜も一人
銀河の何処かに いるはずなのに

青い髪 氷の火花
せつなくふるえる月姫
銀色のポリスマン
見ないふりして 横目で過ぎた

幾千幾億 こぼれた星の中
どうやってその人 捜せばいい

月姫 月姫 今夜も一人
頭の上には 宇宙船が
月姫 月姫 今夜も一人
あんなにたくさん 過ぎてゆくのに

月姫 月姫 今夜も一人
優しく受け止めて くれる人は
月姫 月姫 今夜も一人
きっと何処かに いるはずなのに


10.カナリヤ

作詞:外間隆史
作曲:外間隆史

失くしたものを探しに行くよ
いつか二人で歩いた道を

時の隙間に忍びこむ
いたずらな風
懐かしいあの人の声に聴こえる

胸躍らせた春は駆けゆく
移る景色をささえきれずに

言葉なくして眼を伏せる
あの日の二人
見つめてたカナリヤは今も歌うよ

雲は往く
空の果て
遥かな記憶をさまよう
あの日に誘うよ
あの日に誘うよ

失くしたものを探しに行くよ
錆びた時計の針に触れても

指の隙間に確かめた
穏やかな日々
夢に咲く花のように淡くはかなく

遥かな記憶を
あの日に誘うよ
あの日に誘うよ
あの日に誘うよ