テノヒラ

遊吟 テノヒラ歌詞
1.テノヒラ

作詞:卓
作曲:卓

発車のベルで手を握りしめた いつもの駅前
一体何回手を振ったんだろう 目の前の君が見えなかった

このままもしも君が どこか遠くに いなくなったなら
まるで僕はヌケガラになったりしちゃうのかな?

テノヒラを2人合わせ 幸せになろう
わだちない場所でも 君となら乗り越えられる
2人の道 2つの意思 強く結んだら
ほら見えるだろう 空に架かる虹

君の知らない僕の笑顔は そばにいる声に…
一体ぜんたいどこいったんだろ 君への気持ち 止まった時計

恋の賞味期限イコール距離になっているなら
君も同じ気持ちで 今誰かに笑ってるのかな?

いつもずっと待ってた いつも信じてくれてた
君は何も言わずに 僕をつつんでくれたね

テノヒラは自分のために ある訳じゃなくて
誰か守るために 必死に手を広げるんだ
そして君のテノヒラを 強く握りしめて
離れないように 曲がりくねった道を

テノヒラを2人合わせ 幸せになろう
わだちない場所でも 君となら乗り越えられる
雨が降れば 2人の道 テノヒラのように
強く結ぶだろう 空に架かる虹


2.サイレン

作詞:伸治
作曲:伸治

たくさんの他人 乾いた感情
視界奪うような 眩いネオン

一人で立っていられなくなってく すがりついたこの世界が
時に残酷なほど冷たくても 魂は暖めていよう

フラフラ歩く旅人 行く先もわからぬまま
生きる強さのありかを求めさまよう

地下に沈む街 空を嫌うように
歌い叫んでも かき消されてく

自分の無力さに気付かされて くたびれたメロディー口ずさんで
空が残酷なほど打ち付けても 優しさ絶やさないでいよう

ユラユラ揺れる人混み 無機質な街の中で
生きる強さのありかを 求めさまよう

スルスル流れる風に 行く先を尋ねてみる
古びた記憶の中に それはあるよと

フラフラ歩く旅人 終わりなき旅と知る
生きる強さのありかを求めさまよう
求めさまよう


3.じぃじ

作詞:伸治
作曲:伸治

当たり前だった日常で 僕の前笑うあなたがいた
落書きみたいな下手な絵を ずっと大切にしてくれる

山の中で冒険したり なんでもおもちゃにしてしまう
僕の4倍は生きている 世界で1番の友達

いつもいつも笑いかけてくれたね
ずっとずっと守ってくれた 会いたい 会いたい

もう一度もう一度あの桜が咲く あの頃にもどれたなら
花びらがあなたに届く場所に きっと絶対つれてゆくだろう だけど遅い

当たり前だった存在が 突然姿を消した日に
夢か現実かわからなくて 一粒も落ちない涙

道を踏み外してしまわぬように
しわくちやな手を差し延べた 会いたい 会いたい

もう一度もう一度あの寒さが刺す あの頃に戻れたなら
雪化粧があなたに届く場所に きっと絶対つれてゆくだろう だけど遅い

あなたが残してくれた言葉がぼくの胸を刺す
命に限りがあるから 一生懸命に生きるんだ そうだろ?

当たり前にある日常が 大切だと教えてくれた
当たり前だった日常は 特別だったと気づいた


4.ドレッシング

作詞:卓
作曲:卓

午前1時3分「何してる?」って電話で起こされた
吸い込まれた現実の部屋
住み慣れたこの街、部屋 固められた四角のコンクリート
ビートかき鳴らしている

だからもっともっとやらなきゃいけないコトは 山積みになってるよ
なのにずっとずっと待たせちゃってごめんよ 支えられてばかり
君が…

もしも他の星に生まれてたなら 全てを投げ出し
何万歩でも歩いて渡るから きっと見つけるから
愛想尽かしても守るって決めたよ ずっと側にいるよ
何万回でも言わせてもらう 今更だろうけれど

午前1時4分 夢物語は終わり ここからは明日の生き方の講習
使い慣れたこのドレッシング 無くなる頃には君の気持ちは落ち葉に
変わってるのかな?

だからもっともっと大切なコトは早めに決めてしまおう
なのにズルズルここまで来ちゃってごめんよ あやまることばかり
君が…

もしもこの先くじけそうになったなら 以心伝心で
何万kmでも届くメッセージを君に送るから 送るから

もしも他の星に生まれてたなら 全てを投げ出し
何万歩でも歩いて渡るから きっと見つけるから
愛想尽かしても守るって決めたよ ずっと側にいるよ
何万回でも言わせてもらう 今更だろうけれど

ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう
ありがとう ありがとう 愛してる


5.空の君へ

作詞:卓
作曲:卓

元気でいますか? 風邪引いてないですか? 街も色を変えてゆく
何も無い空見上げてつぶやいた 「世界に1人ぼっちみたい」

茜色染まる空 抱きしめたぬくもりまだ覚えてる

どんな未来が待っていても 会いたくて 会いたくて
胸の鼓動おさえきれずに
ずっとここに立ってるから 永遠のラブソング 君に歌い続ける

元気でいますよ 飯も食ってますよ だけどもう君はいない

3度目の秋は過ぎ でも 君のことまだ想ってる

どんな時間を生きていても 会いたくて 会いたくて 声にならない想い
明日も明後日もずっと 永遠にラブソング 空に歌い続ける

どんな未来が待っていても 会いたくて 会いたくて
胸の鼓動おさえきれずに
ずっとここに立ってるから 永遠のラブソング 君に歌い続ける
空の君に届くなら… 涙をしまいこんで

今日から歩きます 君がいなくても
ありがとう バイバイ


6.星の約束 -渡良瀬川-

作詞:遊吟
作曲:遊吟

天の川を今日渡る 伝えきれない想いをあおぐ
二人で約束してた 星の生まれくる場所

ホタルが星になる季節 想い流した渡良瀬川
二つ並んだ木の下は 二人の待ち合わせ場所

水に映る町並みを お伽話の世界のようだねと
振り向いた横顔に 心奪われてゆく

急に大人になった君に 照れてみたり素直になれなかったり
ぎこちなく繋いだ この手を離さないとそっと呟く

数え切れぬ思い出を 君はいつか忘れてしまうかな?
想い永遠に続けと 願った縁結び坂

残される僕と置いてゆく君 どちらが辛いなんてわからないけれど
「七夕にまた会いに来ます」 何も言えず立ち尽くした

会いたくて願いを書きためる 夜空の星一粒叶え消えて行く
会いたくて永遠の時を 越えて君に巡り逢えた
この街にまた星降り積もる

天の川を今日渡る 伝えきれない想いをあおぐ
二人で約束してた 星の生まれくる場所