口笛の彼方に

里見浩太朗 口笛の彼方に歌詞
1.口笛の彼方に

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

口笛は幼き頃の 我が心の友よ
夕焼けに腰かけて ひとり青春(ゆめ)を手繰(たぐ)れば
熱き胸 思うまま 風に遊ばせ
茜雲 追いかける 遠き日の旅人よ
嗚呼 生きることが いま見えてきても
淋しさを肩に 宿しても
人生まだ秋半(なか)ば いまもいまも いまも少年のままで

口笛の細き音色(ねいろ)は 我が心の歌よ
谺(こだま)する追憶(おもいで)に 時の早さ知るけど
淡き恋 人しれず 秋桜(はな)をゆらせて
草枕 目を閉じる 遠き日の旅人よ
嗚呼 生きることが いま見えてきても
切なさを懐(むね)に かかえても
人生まだ秋半ば いまもいまも いまも少年のままで

嗚呼 生きることが いま見えてきても
淋しさを肩に 宿しても
人生まだ秋半ば いまもいまも いまも少年のままで


2.涙して笑って候

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

あゝ 涙して涙して…
男は大きく 大きく笑え
下には情(なさけ) 上には喧嘩
男が見惚れるそんな奴
頑固でいいのさ 無口でいいのさ
秤(はかり)にかけてる 生きざまよりも
涙して涙して… 心の井戸を汲み上げて
あゝ 涙して涙して… 男は大きく 大きく笑え

悲しくって泣くのは ただの雨だれさ
切なくって… 切なくって…
どうしようもなく切なくって こぼれだす
それが男の涙じゃないか…
そうだろう…

あゝ 涙して涙して…
男はカラッと カラッと笑え
腹には根っ子 背中に空を
樅(もみ)の木みたいなそんな奴
裸でいいのさ 素足でいいのさ
風呂敷広げる 世渡りよりも
涙して涙して… 心の傘がやぶけても
あゝ 涙して涙して… 男はカラッと カラッと笑え