冬花火

野村将希 冬花火歌詞
1.冬花火

作詞:大久保よしお
作曲:徳久広司

北の港で おまえを捜し
一人で歩く 波止場まち
浜の酒場は 夜風が沁みる
季節はずれの 冬花火
きれいな色は はかなく消えて
どこか寂(さび)しい 夜の星

肩を並べた 写真を見つめ
戻って来いと 呼びかける
夜が恋しい おまえの香り
空に舞い散る 冬花火
激しく燃える 煙の中に
見えた姿は 涙顔

部屋に残した 小さな指輪
今頃どこで 暮らしてる
花が咲いてる 岬のはずれ
一人見上げる 冬花火
おまえも空を 見ているだろうか
いつか幸せ 来るだろう


2.夜の朝顔

作詞:大久保よしお
作曲:徳久広司

夜明けと共に 朝露落ちて
つるに抱かれて 咲くと言う
うす紫の 絣(かすり)の着物
どこか寂(さみ)しい 細い影
はかなく咲いた 小さな花よ
ネオンがくれの 夜の朝顔

似顔絵描いた ボトルを抱いて
甘い香りに 酔いしれる
重ねた無理の 濃い目の化粧
回る指輪に 目を閉じて
幸せ薄い 優しい花よ
落とす涙の 夜の朝顔

鏡に映る うなじの白さ
指でとかした 後ろ髪
涙を隠し 世間を渡る
いつか恋する 夢を見て
雨降る夜の 可憐な花よ
ネオンがくれの 夜の朝顔