雪よされ(ニューバージョン)

金沢明子 雪よされ(ニューバージョン)歌詞
1.雪よされ(ニューバージョン)

作詞:仁井谷俊也
作曲:小林大介

冬の下北 まんじゅう笠に
吹雪(ゆき)が舞い飛ぶ 頬を打つ
よされよされは おんなの祈り
あんた恋しと 爪弾(つまび)く三味(しゃみ)が
白い荒野で 咽(むせ)び泣く

闇の向こうに 海鳴り聴けば
いのち震える 竜飛崎(たっぴざき)
よされよされは こころの祈り
捨てた故郷が 両親(ふたおや)さまが
まぶた閉じれば 夢にでる

岩木おろしに 凍える夜は
撥(ばち)を素肌に 抱いて寝る
よされよされは おんなの祈り
晴れてあんたと 一緒に暮らす
遅い津軽の 春を待つ


2.桜月情話

作詞:内川和代
作曲:弦哲也

はねず色した 着物の裾に
桜吹雪が まといつく 酔ったふりして……
背中に指文字「すき」と書く
影はいつしか ひとつになって
月もほんのり さくら色

花の命と 私の恋は
どこか似ている 気がします
運命悲しい……
命短い 花だけど
それでも咲きたい 女のこころ
誰がどうして 止めましょう

月の寝顔を 横目でチラリ
下駄を抱えて くぐる門
枝のうぐいす……
起きはせぬかと しのび足
肩にひとひら 花びら舞って
後ろ髪引く 桜月