十三夜

鈴木雅之 十三夜歌詞
1.十三夜

作詞:さだまさし・補作詞:鈴木雅之
作曲:さだまさし

十三夜の月が
東の空に昇る
黄昏ゆく海が見える
南の空へ向かう
流れ星がひとつ
少し風が吹いていた

幸せですか、元気でいるねきっと
どこかでこの月をみてる
温もりを決して忘れない君の
面影色褪せない

一つだけ残った耳飾りは
今はなき君のもの
十三夜

十三夜の月が
照らす海の道を
船の影が横切ってく
君の愛していた
鉢植えの花は
今年も綺麗に咲いたよ

別れも言わず去りゆく君の胸の
苦しみに気づかずに
自分を悲しむだけの僕の
幼さが切なくて

一つだけ誓った僕の愛は
今はなき君のもの
十三夜

幸せですか、元気でいるねきっと
僕が愛した人だから
温もりを決して忘れない君の
面影色褪せない

一つだけ残った心の愛は
今はなき君のもの
十三夜


2.道化師のソネット

作詞:さだまさし
作曲:さだまさし

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために

僕達は小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね
君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師(ピエロ)になれるよ

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
きっと誰もが同じ河の ほとりを歩いている

僕等は別々の山を それぞれの高さ目指して
息もつがずに登ってゆく 山びと達のようだね
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
いつか真実(ほんとう)に笑いながら 話せる日がくるから

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために