messenger

鈴村健一 messenger歌詞
1.messenger

作詞:鈴村健一
作曲:渡辺拓也

「ねぇ!買ってよ!」と泣きわめく少女
叱りつける母親
とても颯爽として優しくって 僕はふと笑った

あの子がいつか大人になって
今日のこと 想い出して
それが愛しさと尊敬に満ちてるといいなぁ

「愛する人よ そばにいて ずっと手を繋いでてよ」
どれだけ強く願っても訪れる「さよなら」に
消えない不安 募っていく

だけど僕ら
もっと大きな幸せ 連れて旅してる

やがて僕も一人きりで
この故郷から巣立っていくんだ
怖いよね 君もそうかい?
同じ想い抱えて 幾度の夜を越えて

手書きの地図はにじんで
険しい道ばかり 示すけど
大丈夫 まだ歩ける

鼓動は愛を知る

孤独な旅はつづく
温もりあふれた日々
追い風に変えて

嫌なことばかりを積み上げてしまう
なぐさめてほしい僕さ
疲れてるのかな 見上げた空 また神頼みしてる

もし君がいたら なんて言うのかな?
ちょっとばつが悪いな
ひとやすみしたら行くよすぐ 言い訳しながら

生まれては消えていく この星のリズムに
抗えないはずなのに
永遠の向こう側 なぜ求めてしまうんだろう

遠く遠くへと
君の面影描いて また踏み出すよ

不意に吐いたため息も
まだ心臓 動いてる証だ
希望とか絶望とか
吸い込んで吐いて 少し涙して

誰かが落としたバトン
拾い上げて届けていくんだ
重いけど 握りしめて

繰り返す命へ

変わり続ける街に
変わることない音を
響かせながら

やがて僕も一人きりで
この故郷から巣立っていくんだ
怖いけど きっとできる
消えてしまった光 僕の一部にして

手書きの地図はにじんで
険しい道ばかり 示すけど
大丈夫 まだ歩ける

鼓動は愛を知る

孤独な旅はつづく
温もりあふれた日々
追い風に変えて


2.アインシュタインのように

作詞:鈴村健一
作曲:浅野尚志

「1たす1は?」無邪気に問うあの顔
ピースサイン見せて 正解でしょ? がっかりしないでよ
「常識なんか偏見のコレクションたちだ」
その言葉 ぐさり 刻み付けてから歩きだすよ

群がった栄光への道
先頭走ったなら孤独だって噂
ねぇねぇ君は何番手だい?

アインシュタインのように世界にあっかんべぇかませよ
僕だけが解ける鮮やかな方程式 ああどこだ?

冴えない頭 昨夜見た夢のせいかな
羽ばたいちゃいるがあと一歩で飛べない紙飛行機

にじんでる滑走路が今
手招きしてる未完の魂
謎だらけの空へ

ダビンチのようにすべてを見通す力を
僕だけが描く 翼の設計図いつかこの手に

天地がひっくり返るような世紀の発見は無理でも
己に革命起こせよ!いつだって明日は新しいんだ!問いかけるんだ!未来へ!

アインシュタインのように世界にあっかんべぇかませよ
ダビンチのようにすべてを見通す力を
僕だけが描く翼の設計図 いつか
僕だけが解ける鮮やかな方程式 ああどこだ?
どこだ?


3.ハナサカ

作詞:鈴村健一
作曲:板垣祐介

あの時もらった未来で芽吹く種は
前触れもなしに今朝咲きました
見たことないのにどこか懐かしい
花をつけました

コンビニ曲がって西へ300歩
赤いポストに「ただいま!」
ネクタイゆるめ深呼吸「おかえり!」の香り

机の上には相棒のマグカップ
もう年代モンになりまして
今日もお付き合いくださる 多忙な夜長を

“自分らしさ”向かい風と変える
この街の構造に
立ち向かえ!今こそ!
背中押す声

あの時もらった未来で芽吹く種は
少し大きめな鉢に植えました
ほろ苦い水と澄み切った水
まぜてあげました

「たまの休日は 頭空っぽに」
そう一丁前の顔をして
笑う世間話にはリアリティがない

がむしゃらに進む時間に
夢は追いつけないとしても
踏みしめろ!大地を!
力強い声

あの時もらった未来で芽吹く種は
空がよく見える場所に置きました
眩しいお日様 そっと優しく
光くれました

あの時もらった未来で芽吹く種は
前触れもなしに今朝咲きました
見たことないのにどこか懐かしい
花をつけました
この花もいつか未来で芽吹く種を
僕の掌に届けるでしょう
ありふれた日々できっと素敵な
花を咲かすでしょう