時代は僕らに雨を降らしてる

長渕剛 時代は僕らに雨を降らしてる歌詞
1.時代は僕らに雨を降らしてる

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

古いピアノに耳をかたむける
昔の英雄たちの声が聞こえる
あれから もうどのくらいたってしまったろう
何にも教えてもくれずに去ってしまった
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

みせかけの平和はいつからかそこにすわりこんで
僕らから全てのものを取り上げて行った
途方にくれた僕らに「愛はいりませんか?」
まやかしだらけの街に 今日もつったったまんま
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

澄んだ青い空のずっとずっと向こうでは
真黒い鉄の涙が流れてるという
それでも僕らはしあわせのベールによりそい
駅前に散らばるニュースの上を踏みつけている
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

※誰もがみんな同じ足どりでスキップしてさ
誰もがみんな昔の風にすがりついてさ
だけど今度 僕らが窓をたたく番だぜ
だからおさらば 1969※

青臭い奴だと 笑わば笑うがいい
僕らの汗は 僕らだけの勲章さ
小さな肩をかすめた大きな怒りよ
もっともっと 激しく土の上を転がれ!
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

いやでも ひとつずつ みんな大人になってさ
だましだまされ 臆病になってきた
踏み出すことをためらう時は終わった
出航まぢかの世代がもうそこまで来てる
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

新しいピアノに耳をかたむける
どこからか僕たちだけの唄がきこえる
これからあと どのくらい叫び続けよう
鍵盤に僕らの明日をたたきつけるんだ
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる

(※くり返し×2)

だからおさらば Nineteen Sixtynine


2.どしゃぶり Rainy Day

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

いつになく今夜は気分がいい
俺らただ君の上を 3拍子で歩きたいだけさ
いつになく今夜は気分がいい
俺らただ君の上を 3拍子で歩きたいだけさ

月曜の晩どしゃぶり Rainy Day
その日俺らは飲んだくれて
熱い吐息であの娘に
Love Call Telephone Number 425
ねぼけまなこで Who are you?
疲れたような Sexy Voice
悪い事しようぜ久しぶりじゃん
俺ら宿無し一文無し Oh...

これでやっと君の家のDoorをたたく
俺ら飢えたドーベルマン
そして君は荒れた海の上に
ひとり迷い込んだカモメ
Oh Yeah! Yeah! Yeah!

いつになく今夜は気分がいい
俺らただ君の上を 3拍子で歩きたいだけさ
いつになく今夜は気分がいい
俺らただ君の上を 3拍子で歩きたいだけさ

火曜の朝もどしゃぶり Rainy Day
二日酔でも気分はRainbow
白いシーツに昨日くるんで
ポイと外へ捨てちまえ
背中の爪あと昨日の夢
痛いようなむずがゆいような
理屈抜きだぜ君の負けさ
両手あげて笑いなよ Oh...

これでやっと君の家のDoorをたたく
俺ら飢えたドーベルマン
そして君は荒れた海の上に
ひとり迷い込んだカモメ
Oh Yeah! Yeah! Yeah!

いつになく今夜は気分がいい
俺らただ君の上を 3拍子で歩きたいだけさ


3.交差点

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

君の胸の痛みが
僕にわかるといいね
無理に笑顔で別れた
涙色の悲しい交差点

暮れてく街並の中
かけてく うしろ姿を
ひきとめられもしないで
しあわせが またひとつ消えた

もう少し この僕に
大きな心があれば ただそれでいいんだ

行かないで 僕のそばから
泣かないで もう離しはしないから

輝いてるね 昔が
きっとそれは本当だね
優しくしてあげたくて
優しくしてあげられなくて

わかり合えない はがゆさを
感じ始めた 僕らが
愛の道しるべ探し
たどりついた悲しい交差点

信号が変わったら
やっぱり人ごみの中へ消えて行くんだね

行かないで 僕のそばから
泣かないで もう離しはしないから

行かないで 僕のそばから
泣かないで もう離しはしないから

もう 離しはしないから


4.愛してるのに

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

ひとつだけ 聞いてもいいかい
君が眠るその前に
最後の夜を 迎えるというのに
このままじゃ 寒すぎるんだ

君にとっての今までの僕
何がいけなかったの?
ねぇ冷たい言葉でもいいから
僕に投げかけておくれよ

君に望むものなど 何ひとつないけれど
さよならの一言だけは 言わせないでくれ

※出会ったころの二人に
今すぐ戻れるならば
きっとうまく行けるさ
こんなに愛してるのに※

たのむから その瞳閉じないで
僕を見つめておくれよ
流れる涙は どういう意味なの?
最後の優しさなのかい

うまい言葉が 見つからないんだ
何て言えばいいんだろう
とにかく君を愛しているんだ
誰よりもそう君だけを

このまま悲しい朝を迎えたくはない
瞳がさめて二人の過去を悔やみたくはない

(※くり返し)

出会ったころの二人に
今すぐ戻れるならば
きっとうまく行けるさ wow…
こんなに愛してるのに

Wow…


5.ローディー(To 1981~1982 TSUYOSHI N. TOUR STAFF)

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

流れ出る汗を今ふき終えた
脈打つ心も静かになった
俺らを照らし続けたスポットも全て消えた
共に愛した短い夜が終わる

すばやい手つきで運び出されるピアノ
慣れた手つきでたぐりよせられるピンコード
俺らと働き続けたNice My Friends
傷ついたギターだけはここに置いとくれ

最後の夜汽車に乗り込むまでに
少しばかりの時間がある
あしたの街へ出て行く前に唄っておくよしわがれた声で

ROADIE, Oh ROADIE 男たちの夢があり
ROADIE, Oh ROADIE 男たちの愛がある

汗臭いシミでよごれたシャツを着てる
不器用な顔したおちこぼれ達
なりふりかまわず明日のStageを作ってくれる
そんな奴等の笑顔はとってもきれいさ

同じ夜を迎えて 同じ朝を探し
同じ風を受け 同じ雨に打たれ
共に生きてる証しをこの手に感じながら
旅をしている俺たち そうさ風来坊

夜汽車の窓から街灯りが見える
遠くあの娘の事など想い出し
淋しがり屋が指おり数え 小さなため息肩からおちる

ROADIE, Oh ROADIE 男たちの夢があり
ROADIE, Oh ROADIE 男たちの愛がある


6.18インチの罠

作詞:長渕剛・松井五郎
作曲:長渕剛

かわいい瞳をした少女がひとり
造花のバラに水をやっている
17の春の荷造りを終え
都会に歌を捜しに来たという

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢が そこにひとつだけあった

出会いはいつも甘い蜜の味
差し出されるもの全てが輝いていた
右も左もわからぬまま
ほほえんでいられれば それでよかった

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢に うそなどないんだと信じてた

悲しい過去をひきずっていても
ガラスの靴でシンデレラにもなれたし
12時過ぎても 自由はなかったけど
白いドレスでお姫様にもなれた

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢に まばたきするひまもなかった

365日が1秒で
月日はいつしか燃えつきてしまってた
ある夜うしろを振り返ってみたら
からっぽの星くず つかみかけてた

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢を初めて 心に問いかけた

正直な自分を取り戻そうと
勇気をふるって叫んでみたけれど
よどんだ流れのまっただ中じゃ
どこへも声は 届かなかった

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢は闇の中へ沈もうとしていた

耳をふさげ 口を閉ざせ その瞳つむれと
そんなはりめぐらされた罠に落ちる前に
初めて自分の言葉を持って
心の傷口 つくろい直した

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢に 安らぎなどひとつもなかった

夢を唄っていたいだけだったのに
夢を唄えぬ日々が多すぎた
かわいい嘘もつけないからこそ
大きな嘘を信じすぎた

しあわせですか ねえしあわせですか
うたかたの夢に 静かに幕をおろした

かわいい瞳をした少女がひとり
咲いたばかりのバラに水をやる
明日からは いついつまでも
こもれ陽の中で眠ればいいさ

しあわせですか ねえしあわせですか
確かな夢が ここにひとつだけあった

しあわせですか ねえしあわせですか
確かな夢が ここにひとつだけあった

確かな夢が ここにひとつだけあった


7.晴れのち曇り時々雨

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

晴れのち曇り時々雨の日の私ときたら
あの人とのそんなこんな夢
一日中みてるだけです
赤いギンガムチェックのシャツ
とても良く似合っていた
あの人はどこから来たの
誰か教えて 欲しいんです

お花畑で両手いっぱい
恋をつんでる淋しがり屋さん
心の窓を少しあければ
風が何かを運んでくれるよ
愛してるよ 愛してるよ
言い出せもせず 聞き出せもせず
愛してるよ 愛してるよ
もじもじそわそわの
晴れのち曇り時々雨の日

朝陽がこぼれる窓辺に 二人腰かけてみたいな
白いコーヒーカップ並べて
ゆうべの夢 語り合えたらいいな
ひとりぼっちの部屋で
あて名のない手紙 書きましょか
きっときっと いつかそれを
あの人に渡せたらいいな

お花畑で両手いっぱい
恋をつんでる淋しがり屋さん
心の窓を少しあければ
風が何かを運んでくれるよ
愛してるよ 愛してるよ
言い出せもせず 聞き出せもせず
愛してるよ 愛してるよ
もじもじそわそわの
晴れのち曇り時々雨の日

愛してるよ 愛してるよ
言い出せもせず 聞き出せもせず
愛してるよ 愛してるよ
もじもじそわそわの
晴れのち曇り時々雨の日


8.夢破れて

作詞:長渕剛・松井五郎
作曲:長渕剛

真冬の窓をたたく小枝に 最後の一葉がしがみついてる
こんな男になるはずじゃなかったと お前はため息 荷造り始めた

いつもふるさとを遠ざけたまま 熱い野心を語った 俺たち
ひと息に飲めない 飲みほせない 想い出ゆらせば 枯れ葉もゆれる

あと5分も 待てば 誰かに会える そんな場所さえ 作れなかった
ふたつの恋をして ふたつの傷を胸に
やりきれないほど ついていなかったな

さよならを告げたい あの娘の 住所を俺のポケットに押し込むお前
本当の友だちに できることの全てが これだけなんて 悲しいぜ

淋しさゆらゆら 夢破れ ゆらゆら
むなしさゆらゆら 夢破れて ゆられて

誰も彼もが 何となく 信じられなくて 迷い疑い日々を めくった
覚えたことと言えば 臆病になることと
年老いた親をだますことくらい

切符一枚にぎりしめ 別れの時間をお前が行く
「元気でいろよ」とお前の瞳には
意地になれる若さも消えはてていた

そしてこの俺はと言えば いつものように 何にもなかった顔で
しめっぽいドラマを背にして ひとりぼっちの恐さをかみしめたんだ

勝つか負けるか ただそれだけさ 人生のシナリオなど破り捨てろ
誤ちに ひきずられかたむいたまま 生きたりするなよ たかが男さ

淋しさゆらゆら 夢破れ ゆらゆら
むなしさゆらゆら 夢破れて ゆられて
夢破れて ゆられて


9.青春は手品師

作詞:阿久悠
作曲:長渕剛

僕が知る少年は ある日のこと
翼をひろげて 鳥になった
ひたむきな思いだけ 胸に秘めて
大空見上げた少年だった

人間は翔べるのだね 鳥のように
翔べると 信じていたいものだね
青春という名の 季節の中で
いつでも くちびるを結んでいたよ

くちびるを結べば 笑えない
だけども嘆きも語れない
くちびるを結べば 笑えない
だけども嘆きも語れない

僕が知る少年は ある日のこと
光に染って花になった
思いやる心だけ 育てながら
大地を愛した少年だった

人間は咲けるのだね 花のように
咲けると 信じていたいものだね
青春という名の 手品師たちに
いつでも くちびるを開いていたよ

くちびるを開けば 怒れない
だけども思いが歌になる
くちびるを開けば 怒れない
だけども思いが歌になる


10.マリア

作詞:TSUYOSHI NAGABUCHI
作曲:TSUYOSHI NAGABUCHI

Oh マリア 深い眠りからさめた
Oh マリア 幾千もの悲しみを越えて

地上に降り立ち 僕らを見た
胸に十字架
見つめられない僕らの
時代に目をふせた

愛しすぎた
傷つけすぎた
数えきれない歴史の中で

Oh マリア 深い眠りからさめた
Oh マリア 幾千もの悲しみを越えて