暫存

門脇陸男 暫存歌詞
1.海は男の恋女房

作詞:里村龍一
作曲:中村典正

沖はしぐれてヨー 岬に雪がふる
海猫は波止場で 春を待つ
つらら浮かべて 飲んでる酒に
俺ら船出の 夢を漕ぐ
釧路 厚岸 花咲港
海は男の 恋女房

可愛お前をヨー 瞼に焼きつけて
春にゃ荒波 越えてゆく
海が憎いと べそかきながら
ぬれた瞳をして すがりつく
江差 松前 積丹港
海は男の 恋女房

波の彼方にヨー 流氷 消えたなら
海辺づたいに 春がくる
じさま仕込みの ソーラン節を
風に唄って 出船だよ
津軽 下北 最果て港
海は男の 恋女房


2.夫婦(めおと)

作詞:沼田落葉
作曲:関野幾生

初雪に舞う 白鳥に
初めて逢って 一目惚れ
うれしかったよ 花舞扇
三三九度も 夢のうち
島田なつかし 相夫恋

転んで起きて また転び
人生並木道 くりかえし
雪にたたかれ 嵐に耐えて
情熱をだいて 越えてきた
夢のかけ橋 夫婦橋

愛していると 口にせず
恋していると 言いもせず
こころが通う 夫婦の暮らし
固い絆を 言祝ぐか
桜吹雪の 花が舞う


3.これぞ天下の上杉節

作詞:だいご昭
作曲:さとう時志

毘沙門天の旗じるし
われに勝利をたれたまえ
のろしはあがる春日山
謙信出陣 武てい式

川中島は霧のなか
戦機は熟せり乱れ竜
宿敵信玄なにものぞ
長蛇を逸する七つ太刀

信玄死すとの報をきき
なみだにくれて声もなく
雪どけ待って上洛の
雄図はむなしく春に散る

天下分け目の関ヶ原
たもとをわかつ 西東
上杉武士の面目に
景勝直江と意地で立つ

吾妻の嶺に茜さす
竹に雀の紋どころ
つたえてここに十三代
上杉文化の花ひらく


4.女房殿 亭主殿

門脇陸男・水沢明美
作詞:中谷純平
作曲:中村典正

(女)いろいろあった… そうね亭主殿
(男)わかっているさ… すまぬ女房殿
(女)酒と女に 泣かされました
(男)ぐちをとじ込め 耐えてたおまえ
(女)いまじゃ切れない
(男)くされ縁
(男女)どうにか連れ添い
(男女)登ってきました… 人生峠

(女)若くはないの… そうよ亭主殿
(男)早起きなのは… そうか女房殿
(女)昭和仕込みの がんこな意地で
(男)育てあげたよ 息子に娘
(女)あとはのんびり
(男)ふたり旅
(男女)まだまだ五合目
(男女)きょうから第二の… 人生峠

(女)この手を杖に… どうぞ亭主殿
(男)こまったときは… たのむ女房殿
(女)あんた残して さきには逝けぬ
(男)ケンカ相手の おまえがいなきゃ
(女)淋しすぎるわ
(男)はりがない
(男女)これから百まで
(男女)楽しい道連れ…人生峠