誰か故郷を想わざる

霧島昇 誰か故郷を想わざる歌詞
1.赤城しぐれ


2.旅の夜風

霧島昇&ミス・コロムビア
作詞:西城八十
作曲:万城目正

(男)花も嵐も 踏み越えて
(男)行くが男の 生きる道
(男)泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
(男)月の比叡を 独り行く

(女)優しかの君 ただ独り
(女)発たせまつりし 旅の空
(女)可愛い子供は 女の生命
(女)なぜに淋しい 子守唄

(男)加茂の河原に 秋長けて
(男)肌に夜風が 沁みわたる
(男)男 柳が なに泣くものか
(男)風に揺れるは 影ばかり

(女)愛の山河 雲幾重
(女)心ごころは 隔てても
(女)待てば来る来る 愛染かつら
(女)やがて芽を吹く 春がくる


3.一杯のコーヒーから

霧島昇&ミス・コロムビア
作詞:藤浦洸
作曲:服部良一

(女)一杯のコーヒーから
(女)夢の花咲くこともある
(女)街のテラスの夕暮れに
(女)二人の胸の 灯が
(女)ちらりほらりとつきました

(男)一杯のコーヒーから
(男)モカの姫君 ジャバ娘
(男)歌は南のセレナーデ
(男)あなたと二人 朗らかに
(男)肩をならべて歌いましょ

(女)一杯のコーヒーから
(女)夢はほのかに香ります
(女)赤い模様のアラベスク
(女)あそこの窓のカーテンが
(女)ゆらりゆらりと ゆれてます

(男)一杯のコーヒーから
(男)小鳥さえずる春も来る
(男)今宵二人のほろにがさ
(男)角砂糖二つ入れましょか
(男)月の出ぬ間に冷えぬ間に


4.誰か故郷を想わざる

作詞:西条八十
作曲:古賀政男

花摘む野辺に 日は落ちて
みんなで肩を組ながら
唄をうたった 帰りみち
幼馴染の あの友この友
ああああ 誰か故郷を想わざる

ひとりの姉が 嫁ぐ夜に
小川の岸で さみしさに
泣いた涙の なつかしさ
幼馴染の あの山この山
ああああ 誰か故郷を想わざる

都に雨の 降る夜は
涙に胸もしめりがち
遠く呼ぶのは 誰の声
幼馴染の あの夢この夢
ああああ 誰か故郷を想わざる


5.新妻鏡

霧島昇・二葉あき子
作詞:佐藤惣之助
作曲:古賀政男

(男)僕がこころの 良人なら
(男)君はこころの 花の妻
(男)遠くさみしく 離れても
(男)なくな相模の かもめどり

(女)たとえこの眼は 見えずとも
(女)清いあなたの おもかげは
(女)きっと見えます 見えました
(女)愛のこころの 青空に

(男女)むかし乙女の 初島田
(男女)泣いて踊るも 生計なら
(男女)清い二人の 人生を
(男女)熱い泪で うたおうよ


6.目ン無い千鳥

作詞:サトウハチロー
作曲:古賀政男

目ン無い千鳥の 高島田
見えぬ鏡に いたわしや
曇る今宵の 金屏風
誰のとがやら 罪じゃやら

千々にみだれる 思い出は
すぎし月日の 糸車
廻す心の 盃に
紅はさしても 晴れぬ胸

雨の夜更けに 弾く琴が
白い小指に しみてゆく
花が散る散る 春が逝く
胸の扉が また濡れる

目ン無い千鳥の さみしさは
切れてはかない 琴の糸
青春の盛りの 若い葉に
むせび泣くよな こぬか雨


7.蘇州夜曲

霧島昇・渡辺はま子
作詞:西条八十
作曲:服部良一

君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の歌
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか 柳がすすり泣く

花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも

髪にか飾ろか 接吻しよか
君が手折し 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺


8.相呼ぶ歌


9.高原の月


10.旅役者の唄


11.胸の振子

作詞:サトウハチロー
作曲:服部良一

柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る 朝から今日も

何も言わずに 二人きりで
空を眺めりゃ なにか燃えて

柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る 朝から今日も

煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく やさしきその名

君のあかるい 笑顔うかべ
暗いこの世の つらさ忘れ

煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく やさしきその名


12.夢去りぬ


13.三百六十五夜

作詞:西条八十
作曲:古賀政男

みどりの風に おくれ毛が
やさしくゆれた 恋の夜
初めて逢うた あの夜の君が
今は生命を 賭ける君

たそがれ窓に 浮ぶのは
いとしき人の 旅すがた
我ゆえ歩む 道頓堀の
水の夕陽が 悲しかろ

鈴蘭匂う 春の夜
灯うるむ 秋の夜
泣いた 三百六十五夜の
愛の二人に 朝が来る


14.チャイナ・タンゴ


15.ギター月夜


16.白虎隊