紅の花

青木美保 紅の花歌詞
1.紅の花

作詞:荒木とよひさ
作曲:五木ひろし

春を知らない 椿の花は
雪の簾(すだれ)に いのちを染める
あなたわたしが 見えますか
細い小枝が 折れたなら
しあわせが しあわせが 可哀想
咲いて哀しい 紅(べに)の花

夢を見るのよ 椿の花も
雪に抱かれて 叶わぬ夢を
あなた心が 冷たくて
頬の涙が 凍ったら
しあわせが しあわせが 可哀想
咲いて儚(はかな)い 紅の花

恋につかまり 椿の花は
雪の重さに その身をまかす
あなた一途に 生きるけど
それが運命(さだめ)と 言うのなら
しあわせが しあわせが 可哀想
咲いて身を切る 紅の花


2.なみだの海峡

作詞:山田孝雄
作曲:聖川湧

カモメ カモメ…カモメ 何故鳴くの
やがて出船 別れに鳴くの
サヨナラを 言う前に
今度逢う 約束を
あなた…だけを わたし待つわ
好きだと言って

風よ 風よ…風よ 何故泣くの
虎落笛(もがりぶえ)は 寒いと泣くの
三度目の ドラが鳴る
追いかけて 背伸びする
きっと…逢える いつか戻る
墨絵の港

汽笛 汽笛…汽笛 何故哭くの
遠い想い 届けて哭くの
渡れない 海峡は
振り向けば 始発駅
船に…ひとり 汽車にひとり
運命が憎い