風花しぐれ

青木美保 風花しぐれ歌詞
1.風花しぐれ

作詞:石原信一
作曲:弦哲也

あなた偲んで 泣くことさえも
許さないのか この恋は
すがりつきたい 未練の雨が
白く凍えて 雪になる
風に舞い散る 二人のさだめ
ひらりはらはら ひらりはらはら 儚すぎます
ああ風花 風花しぐれ

冬の暦を お酒で温め
胸がなおさら 淋しがる
まぶた閉じれば あなたが側に
今もいるのに 愛せない
罪な出逢いが 咲かせた花は
ひらりはらはら ひらりはらはら 行方悲しい
ああ風花 風花しぐれ

指にひとひら 止まった雪が
涙まじりに 溶けて行く
心ひとすじ 燃やして消える
あなたわかって くれますか
せめて溶けない 想い出抱いて
ひらりはらはら ひらりはらはら どこへちぎれる
ああ風花 風花しぐれ


2.音無橋から

作詞:石原信一
作曲:弦哲也

音無橋に 初雪が
薄く積もって 日が暮れて
あなたの差し出す 傘がうれしいの
ばかね ばかね わたしって
急に泣くなんて
小さなしあわせ みつけたばかり
夢ならば 夢ならば さめないで

音無橋に 佇めば
路面電車が 坂道を
カタコト行きます 飛鳥山あたり
嫌ね 嫌ね わたしって
古い傷がある
過去(むかし)があるから 逢えたんだよと
抱きしめて 抱きしめて 弱虫を

音無橋の たもとには
灯りゆれます ほのぼのと
哀しい荷物は ここで降ろせよと
駄目ね 駄目ね わたしって
いつも遠回り
この橋ふたりで 渡れば春が
来るのです 来るのです 今度こそ