懸け橋

高瀬豊子 懸け橋歌詞
1.懸け橋 ~なるとに あわじに かがわの未来~

作詞:丸山八留男
作曲:高橋敏夫

鳴門海峡 男の漁場
真鯛(たい)の本場だ 一本釣りだ
生命(いのち)預けた この漁船(ふね)で
釣糸(いと)を操り 誘いをかける
うずの華(はな)だよ 締まった魚体(からだ)
ウロコ散らして 喰らい付け

南あわじの 自凝(おのころ)島は
国土(くに)が初めて 誕生(う)まれたところ
眠る神話が 目を醒(さ)ます
慶野松原(けいのまつばら) 夕日に抱かれ
白砂(すな)も景色も 何処にも負けぬ
深い歴史の 淡路島

東かがわの 引田(ひけた)の鰤(ぶり)と
今じゃ知られた ハマチの故郷
沖は豊饒(ゆたか)な 播磨灘
阿波のなるとに あわじに かがわ
人と手袋(もの)との 明日の進路(みち)を
結ぶ懸け橋 未来(ゆめ)の都市(まち)


2.瀬戸内恋みなと

作詞:丸山八留男
作曲:高橋敏夫

なみだ色した 漁港(みなと)町
そっと見送る あなたの背中
泣いてあまえて とめれたら
縋り付きたい その腕の中
密(ひそ)かな恋の 人なのに
雨の瀬戸内 濡れて北灘(きたなだ) 恋みなと

背黒(せぐろ)カモメよ 辛いから
連(つ)れて来ないで 想い出なんか
えくぼ 流し目 その笑顔
みんな好きだと 抱きしめられた
あなたの胸の あたたかさ
霧の瀬戸内 燃えた北灘 恋みなと

船がゆくゆく 播磨灘
みれんひとすじ 尾を曳くように
契(ちぎ)るいのちは 無い人と
胸のどこかで なぐさめ諭(さと)す
きりりと黒髪(かみ)を ととのえて
風の瀬戸内 ひとり北灘 恋みなと