暫存

高瀬豊子 暫存歌詞
1.鯛網船

作詞:高橋敏夫
作曲:高橋敏夫

風にはためく 大漁旗に
桜吹雪が 夢を呼ぶ
春の鳴門は 粟田の港
今日も出て行く 鯛網船が
港の若衆を 乗せて行く

カモメ群(むれ)飛ぶ 漁場に着けば
昇る朝日に 輝らされて
青い波間に ウロコが光る
桜鯛(さくらたい)だよ それ引け網を
色もあざやか ハネ踊る

獲れた魚を 輪に成って囲み
冷(ひや)で地酒を 回し喰(の)む
これは見事な この晴姿(はれすがた)
スダチワカメを お皿に盛って
今日は大漁だ ドント行(ゆ)け


2.海峡ホテル

作詞:丸山八留男
作曲:高橋敏夫

闇に潤んだ 灯りを引いて
何処へ行くのか 夜の船
これが最後と あなたの胸に
この頬埋めれば こぼれる涙
忍び恋です 別れです
白い夜霧の 海峡ホテル

海の深さも 心も同じ
逢えば燃えます 炎(ひ)のように
情(こころ)やさしい あなたの愛が
躰(からだ)の芯まで 私を変えた
恋と言う名の 倖せの
夢を見ました 海峡ホテル

鳴門海峡 儚く揺れる
遠く近くに 宿灯り
残る未練を 涙で包(くる)み
渦巻く夜明けの 波間に捨てる
おんな切ない この胸に
咽(むせ)ぶ霧笛(むてき)の 海峡ホテル