一厘のブルース

鳥羽一郎 一厘のブルース歌詞
1.一厘のブルース

作詞:もず唱平
作曲:島根良太郎

ドブに落ちたら面(つら)を出せ
面を出したら這い上がれ
九分九厘 後がなくっても
引いて残った一厘に
懸けてみせろよ男なら

とるに足りない花にさえ
春は残っているものさ
九分九厘 駄目と云われても
引いて残った一厘で
地べた押し上げ芽を出しな

蔭で支える人がいる
泪こらえる親もいる
九分九厘 夢をなくしても
引いて残った一厘で
人の情けに応えろよ


2.俺の答志島

作詞:新本創子
作曲:島根良太郎

海に抱かれて 酒など喰らい
朝が明けたら 迷うじゃないぜ
好きな女にゃ 死ぬまで惚れろ
親も兄貴も 夫婦(みょうと)船
愛情いっぱい 網を曳く
答志島(ふるさと)は幸せの 大漁だ

寝屋の朋輩(やつら)と 馬鹿やりながら
漁のいろはを おぼえた昔
港仲間は 一生もんと
男だったら 身に沁みる
根っこはここだぜ 伊勢湾が
ほかほかの夫婦船 待ってるぜ

街の娘が 嫁いで来ても
島の男ら うろちょろするな
どんと持ち込め 伊勢エビ 鮑
あすは宴(うたげ)だ 夫婦船
涙も苦労も むくわれる
答志島(ふるさと)は
俺(おい)たちの 命だぜ