黒髪ストレンジャー

鴉 黒髪ストレンジャー歌詞
1.黒髪ストレンジャー

作詞:近野淳一
作曲:近野淳一

あっという間に心は奪われてしまったよ
直線的黒髪ストレンジャー
心も体も もうどうでもいいのさ
ただその目が欲しい

偽りも誘惑もシャボン玉のように消えた
本当の僕のこと探す僕はいったい誰?

君を見つけようと僕はいなくなった
飲みたいわけじゃないブラックをそそいでいる

時間をそそいでる
無意味を望んでる
直線的黒髪ストレンジャー
解きすぎた心が沈黙を歌ったよ
いつになく心地良いメロディ

このまんま知らないふり続けるのもいいな
本当の君のこと探してなんになるのかな?

燃えては灰になり溶けては流れ行く
滑稽を知っている
帰り道も知っている

細い手を振って

サヨナラが招いてる 素敵な絶望で
直線的黒髪ストレンジャー
快楽も痛みも紙一重のまやかし
記憶 迷路の中

霧の中で…目が浮かんでる
霧の中で…ただ…
目を合わせていたい


2.夏色

作詞:近野淳一
作曲:近野淳一

風と夏草の囁きに太陽が笑った
私は曇り空諦め ギターを弾く

夏色してた夢もあの歌も
陽炎の中揺らいでいるだけ

メロディ このメロディ 消えないで
今捕まえに行くから

過去の同日を振り返り幻が笑った
私は現在を重ねて口ずさんだ

夏色してた夢もあの人も
陽炎の中帰って行くよ

今メロディ このメロディ 壊れてく
叫びに変えても歌うから

風と夏草の囁きも
太陽が笑ったあの日も

夏色してた夢もあの人も
陽炎だから 行くほど遠くへ

伸ばした手の先
見えなくなったけど
確かにひとつ色をくれた

今メロディ このメロディ いつまでも
夏終わってもここにいるから

サヨナラ言える


3.無

作詞:近野淳一
作曲:近野淳一

終わってしまったと悟る二十三時半ば
巻き戻しのように眠りにつく

休日まではあと少し
早送りのように焦りだした

ただこの繰り返しなのかい?
ああ 恐くなってしまったよ ふいに

真夜中をさ迷えどさ迷えど
無は見つけてくれないから
閉じ込める
瞼の中

暗闇が映し出す
幼い頃の輝きを 微笑を
目を閉じて見てた

懐かしめばそこは終点で
明日を走る僕はいますか?

ああ 恐くなってしまったよ ふいに

真夜中をさ迷えどさ迷えど
無は見つけてくれないから
閉じ込める
瞼の中

暗闇が映し出す
幼い僕の幻は 微笑んで
目を開けたら消えた