パラダイス

黒沼英之 パラダイス歌詞
1.パラダイス

作詞:黒沼英之
作曲:黒沼英之

白い息をふかしながら
東京のど真ん中で
流れ星を探していた
いつまでも飽きもせずに

きみがそっと差し出してくれた
温かな手のひらを
もっと強く握り返すことが出来たならよかった

どこにもないなら二人で作ろう
誰にも邪魔できないパラダイス

揺るがない幸せは遥かずっと遠くに
僕らを待ちわびて
そこにあるって信じてた
やみくもに船を漕ぎ
たどり着くその場所では
もう何も隠したり怯えたりしなくていいんだよ

踊り続けるんだ 夜が明けるまで

憧れや理想をすぐに口に出すやつが嫌だった
言葉にすればすり減って
価値がなくなるような気がして

何言われたって守りたい
大事なものがもうあるなら
なぜ僕たちはいつだって逃げようとするんだろう

揺るがない幸せは遥かずっと遠くに
僕らを待ちわびて
そこにあるって信じてた
やみくもに船を漕ぎ
たどり着くその場所では
もう何も隠したり怯えたりしなくていいんだよ

揺るがない幸せは遥かずっと遠くに
僕らを待ちわびて
そこにあるって信じてた
やみくもに船を漕ぎ続ければきっと
もう何も怯えずにすむ世界があるって

どうして僕らは気づけなかったんだろう
はじめからここにあったパラダイス


2.雪が降る

作詞:黒沼英之
作曲:黒沼英之

定時で会社飛び出して
17:30 の特急に乗り込む
君はもう待っているのかな
宝くじ売り場前

懐かしい CM みたいに
柱の影に隠れていた
去年のプレゼントにあげた
真っ赤なマフラー見つけるよ

派手なモニュメントに鐘の音が色を添える
いつのまにか冬の風が鼻をつんと刺すよ

今夜僕らの街に雪が降る
恋人たちは空を見上げて
子供みたいにはしゃいで
少し忙しさ忘れられるよ
いつか思い出になる今日の日を
雪は記憶のふちを彩る
ふたりの行く先を祈るように
道を白く染めてく

浮き足立つ街の真ん中で
思わず誰かが言う「Merry Xmas!」
あたたかな気持ちがいつまでも
降り積もれと願った

派手なモニュメントに鐘の音が色を添える
靴を鳴らし笑う君はいつもより綺麗だ

今夜僕らの街に雪が降る
恋人たちは空を見上げて
子供みたいにはしゃいで
少し忙しさ忘れられるよ
いつか思い出になる今日の日を
雪は記憶のふちを彩る
ふたりの行く先を祈るように
道を白く染めてく

定時で会社飛び出して
17:30 の特急に乗り込む
君はもう待っているのかな
宝くじ売り場前に


3.ほこり (Long ver.)

作詞:黒沼英之
作曲:黒沼英之

掃除してんのに消えない
いつまでたっても増え続けるばかりで
やっとなくなったと思ったら
いつのまにかいる

気持ちもなんだか消えない
ふとしたときにやってくるから困るね
君と最後に会ってから
もう半年もたつ

しおりを挟んだままの本の上にも積もってく
時間が止まってんだ

ほこりみたいなんだ
もうキリがないや、嫌。
新しい朝も来るし前に進まなきゃ
でもどこか心地のいい痛み
忘れちゃいけない
忘れちゃいけない
君も同じならいいのに

時計は何にも言わない
お前がいなくても日々は進んでいくんだし
そっと枕濡らして書いた
みじめな愛の歌

つまりは何にも言えない
晴れた空の上に置いていかれてしまった
月を見上げてつぶやいた
僕ら似てるって

祈りをしまったままの夢の中でも積もって

砂に書いた文字みたいに
流されて見えなくなる
わがままな願いはきっと届かない
またいつか恋をしたとしても思い出すよ
消えないよ

ほこりみたいなんだ
もうキリがないや、嫌。
新しい朝も来るし前に進まなきゃ
でもどこか心地のいい痛み
忘れちゃいけない
忘れちゃいけない
君も同じならいいのに


4.だいじなこと

作詞:黒沼英之
作曲:黒沼英之

薄暗い空 朝が来る
少し残る苦い味
君の寝息を数えては
結局一度も目を閉じぬまま

昨日の夜 君は突然
思い出したように泣き出した
僕は優しい人になる

ねえ 僕はここにいるよ
君が抱きしめているのは僕じゃない
だけどそれはどうでもいい
だいじなことは
君がそばにいること

あの人はもうやめておけ
友達はそう口をそろえる
最後に傷つくのは僕だけど
悲しみに暮れるのも僕だけど

自分をごまかしているかなんて
気持ちに嘘をついているかなんて
僕が一番知っている

ねえ 僕はここにいるよ
君が想い馳せるのは僕じゃない
だけどそれはどうでもいい
だいじなことは
僕が君を想うこと

形ばかりのキスと
冷たい肌の温もりだけで
いつだって僕は優しい人になる

ねえ 僕はここにいるよ
君が抱きしめているのは僕じゃない
だけどそれはどうでもいいこと
だいじなことは
君がそばにいること