6.鏡音八八花合戦
作詞:にれぎる
作曲:佐渡屋仁兵衛
菖蒲、柳、みよしの めくるめく季節の風物詩
江戸の蜜から蜜へ渡るおいらには紅が似合う
一目惚れたら最後たっぷりと色を付けてあげる
札付きの賭場荒らし挑む輩には容赦なし
目と目で交わす愛嬌は (嗚呼 恋仲だったなら)
余興猿芝居 (色づく花言葉)
さぁさ幕が開く (いざ尋常に)
熱いこの血潮で!
吹けよ花の嵐今宵濡れ手で粟の浪漫!
神様如何様の影を背に花札は真っ盛り
蛇の目くるりと回す月も濡れ霧に霞む桜
願い事したためて結ぶ菊に青短が揺れる
隠す本音と裏腹に (嗚呼 想いは重なれど)
二人茶番劇 (修羅場に情けなし)
さぁさ幕を切れ (断ち切れるか)
滾るその血潮で!
五光猪鹿蝶指先も鮮やかな十八番!
乾坤一擲の火花散る刹那こそ酔いしれる
今局は大詰め金子咲く花札の乱舞!
神様如何様の影を背に純情は花盛り
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