中央線

木根尚登 中央線專輯

6.三鷹ブルース

作詞:木根尚登・藤井徹貫
作曲:木根尚登

店の主は地元じゃ少しは名の知れたミュージシャン
僕らたむろして一人前の口をきいていた
壁のテレキャスターは高嶺の花
おんぼろのマーシャルも輝いてた

僕ら出会ったその店で君は生意気ざかりのミュージシャン
顔つきあわせて夢の大きさ競ってた
地図を持たない旅人同士
練習嫌いだけウマが合った

迷うとは信じると疑うの交差点に立つ事
悩むとは結末を怖れて立ち竦む事

I didn't know. I didn't know. I didn't know.
青春の終わりを
I didn't know. I didn't know. I didn't know.
大人になる事を

店の名前は「フィルモア」地元じゃ少しは名の知れた楽器屋
僕ら暇つぶしコーヒーの空き缶に吸殻を突っ込む
腕はそこそこだけど 口は達者なやつ
クラプトンに憧れ長い髭をはやすやつ

僕らは出会ったこの街で 君は花ざかりのティーンエイジ
二人初めての朝「時間よ、止まれ」と願った
照れくさすぎるし重すぎるから
「愛している」と云えずに黙った

顔見知りが一人二人と減り気がつけば僕一人
隠れん坊で 隠れてたら みんな 家へ帰ってた

I didn't know. I didn't know. I didn't know.
青春の終わりを
I didn't know. I didn't know. I didn't know.
大人になる事を

I didn't know. I didn't know.…
青春の終わりを