全曲集~昭和最後の秋のこと~

桂銀淑 全曲集~昭和最後の秋のこと~專輯

11.流されて

作詞:阿久悠
作曲:金起杓

腕に爪の傷あとを
胸に愛の傷あとを
過去は夢もひび割れて
暗い歌をうたう

なぜに人はしあわせを
つなぐことが出来ないの
綱が切れた舟のよう
遠く消えてしまう

流されて 流れ流れ
今はもう逢えないけど
ただひとつ胸の奥で
枯れない花がある

時はいつも悪戯を
人に仕掛けてばかりで
夏の夜が明けるよう
すぐに夢をさます

流されて 流れ流れ
哀しみも忘れたけど
ただひとつふれただけで
泣きたい傷がある

流されて 流れ流れ
想い出も見えないけど
ただひとつまぶた閉じて
たずねる人がいる

流されて 流れ流れ
今はもう逢えないけど
ただひとつ胸の奥で
枯れない花がある
流されて 流れ流れ
哀しみも忘れたけど
ただひとつふれただけで
泣きたい傷がある
流されて 流れ流れ
想い出も見えないけど
ただひとつまぶた閉じて
たずねる人がいる
流されて 流れ流れ
想い出も見えないけど
ただひとつまぶた閉じて
たずねる人がいる