暫存

橘いずみ 暫存專輯

5.TOUGH

作詞:橘いずみ
作曲:橘いずみ

小声で伝えてごらん
怒鳴ってばかりじゃ駄目さ
人には何だか少し
だれでもそれぞれ事情があるから
骨でも肉でも食らえ
ひとつのこらずしゃぶれ
大事なものはひとつ
だれにも渡さず守っていきてく
なくしたものが惜しくて
手にしたものは邪魔で
ほしいものほど彼方
流されていくのは無情じゃないかい
わけあり意味ありなんて
理屈こねくりまわして
たいした奴といわれて
それでなんぼのもんじゃろかい

父さん、もっと話して
戦争中の苦労を
仕事の手柄話を
家族の幸せ浪花節にして
走れ、駅の階段を
亀はすこしずつ行け
勝てばうれしくて万歳
負けてくやしくて花いちもんめ
誉めてもらえば涙
叱りとばされて涙
笑いすぎても涙
何があっても泣いてばかりで

母さん、もっと話して
わたしのこどもの頃を
きれいなふるさとのこと
わたしが忘れてしまったことを

ニキロ痩せて髪をあかく染め
肩で風を切り道の端っこを
船が出るよドラの音がなるよ
波止場いきの汽車に遅れないよう
二人逢っていつもそばにいて
さめないうち早くパスタを食べて
紙にいくら言葉を書いても
海の底に沈んでく蓋のないビン

よくある話じゃないよ
とても個人的だし
人にわかってもらう
そんなこと期待してんじゃないけど
こだわりしがらみ面倒
水に流してしまおう
うらみやきもち欲望
空に吸われみんな消えちまえ
かりそめの宿に眠り
うたかたの夢に戸惑い
祭りばやしが終われば
そこもかしこもただのゴミの山
男は利口じゃなきゃ
女はバカでも素直
できなきゃそれでいいから
やれるふりなんてしないで笑え

誉めてもらえば涙
叱りとばされ涙
笑いすぎても涙
何があっても泣いてばかりで
骨でも肉でも食らえ
ひとつのこらずしゃぶれ
大事なものはひとつ
だれにも渡さず守っていきてく
タフにいくんだ タフにいくんだ
お願いもっと話して
わたしが忘れてしまったことを