海援隊 ビアンカの奇跡 歌詞

早春譜

海援隊 早春譜專輯

2.ビアンカの奇跡

作詞:武田鉄矢
作曲:千葉和臣

遥か遠き海の彼方に麗しき街あり
街一番の貧しい娘はその名もビアンカ
ビアンカの夢 夏の祭りでひと夜踊ること
だけど祭りの衣裳が買えずにひとり泣いてた

やせた畑で花を育てて街へ売りにゆく
いつもコインを投げて花束買ってくれる人
彼が振り向く素敵な衣裳を お恵みください
教会へゆきサンタマリアに祈り続けた

森に咲いてるすべての花を 貴方に捧げますから
祈りとどけと涙を流し 花摘むビアンカ
珈琲色の若い肌には汗が輝き
遠く聞こえる祭りのリズムに裸で踊りだす

その日起こった出来事はもうマリアの奇跡
踊るビアンカ甘き香りの汗に群がる
一・十・百・千・万の蝶々は宝石の色
世界でひとつ蝶の衣裳をまとったビアンカ

街の通りに蝶の衣裳の天使が現れ
道行く人は二つに割れて十字をきった
踊る天使に降り注ぐ花ひとり駆け寄る
あの若者が花束捧げて叫んだビアンカ

恋する女よ おまえが探し続ける恋の衣裳は
天の国にてサンタマリアが 紡ぎ織り給う
愛する女泣かずに踊れ ビアンカと共に
サンタマリアは微笑給う ビアンカと共に