金魚の私

荘野ジュリ 金魚の私專輯

2.笑いたかった

作詞:荘野ジュリ
作曲:荘野ジュリ

食べられる 為に 生まれた
彼女が笑っていた
捨てられる 為に 生まれた
あたしも笑いたかった

千羽鶴を折った
一羽ずつ祈り込めて
他の人が好きだなんて
直る病気なんでしょ?

はぐれた犬だって
ちゃんと家に帰るのに
もう新しい飼い主に
懐いてるようで 哀しい

ウナダレル 為に 生まれた
膝を抱えず 泣いた
捨てられる 為に 生まれた
あたしも笑いたかった

君がいなければ
生きてはいけないと言った
あなたが 今も笑顔で
息をしてるのは 何故?

段ボールの中
写真詰め込んでたから
燃やすつもりでいたのに
宝箱になる ナンだろう

捕まえた 蝶は 困った
羽根は ちぎれて 逃げた
そんなにも あたし あなたを
追い詰めたりしたのかな

記憶が重たすぎたんだ
首から上 ちぎれたんだ
ただ 笑っているだけの
あたしは 化け物になる

悲しみは蠅のように
あたしに タカリすぎたんだ
こんなにも人を好きに
なってしまった自分が 悪いの?

食べられる 為に 生まれた
彼女が笑っていた
捨てられる 為に 生まれた
あたしも笑いたかった

捕まえた 蝶は 困った
羽根は ちぎれて 逃げた
そんなにも あたし あなたを
追い詰めたりしたのかな