谷山浩子 きれいな石の恋人 歌詞

暫存

谷山浩子 暫存專輯

15.きれいな石の恋人

作詞:谷山浩子
作曲:谷山浩子

みつめているうち
わかったことがある
あのひとのタマシイは
とてもきれいな石でできてる

目玉は 縞瑪瑙
胃袋は アクアマリン
三半規管は ラピスラズリ
静脈は 紫水晶

からくり仕掛け じょうずに動く
異国の歌も 歌います

目眩のするほど
美しい夕闇の
町角で あのひとは
翡翠の歯を鳴らす カチカチ

「愛してる」と言えば
「カチコチカチ」と答える
「わたしのこと好き?」と聞けば
言葉もなく はがれる雲母

いとしいこころ 石の恋人
抱きしめるとき ぎこちない

彼は何もほしがらない
わたしの顔もよく見えない
そばにいると 嬉しそう
いなくなっても それはそれでいい

石のこころは 孤独なこころ
淋しくはない 孤独なだけ

いとしいこころ 石の恋人
けがれを知らぬ 愛も知らぬ