6.明日を繋ぐ
1
いつも隣で窓の空
見つめている君のその眼には
今、何が見えているの?
微笑んだ横顔
「流れる雲を追いかけて飛んでゆきたい」
いつか僕に話した
夢のような思い出
生きる意味を探した
この手で何ができるの
立ち止まり肩を叩いた君の
言葉に支えられ
生きている
この胸に刻んだ
心に碧く
輝いて一歩を歩き出す
この胸に刻んだ
心に碧く
いつかは褪せる一日なのかな?
君が遠くで呼んでくれたら
見上げれば同じ空が
明日を繋ぐ
2
春、三月の草の芽が
淡く霞んで見える
涙でにじんだ日も
肩を組んで歌を口ずさんだ
誕生(あさ)の光彩(ひかり)を浴びて
今、旅を始める
「ありがとう」の言葉を
「さようなら」の代わりに
君と過ごした日々が
七色の虹を描く
離れても
それでも手をつなごう
互いを励まして生きている
この胸に刻んだ
心に碧く
輝いて一歩を歩き出す
この胸に刻んだ
心に碧く
いつかは褪せる一日なのかな?
君が遠くで呼んでくれたら
見上げれば同じ空が
明日を繋ぐ
|