PROTOCOL

NOVELS PROTOCOL歌詞
1.息もできないほど

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

息もできないほど深い闇の底にいたって
何か掴めそうなんだこの夜の向こうなら

環状線を走って行ったバイクの
ブレーキ音が今日は悲鳴のようだった
この世界に後悔なんてひとつもなかったら
幸せは容易いかな?君はどう思う?

もう過ぎた過去を不安がって見えてるものを遮って
切った君の髪さえ気付けずにいたんだ
自分の中の規則をぶっ壊したい でも
そうしてしまったら僕じゃなくなりそうで
それでもまだ 君のそばにいたい

息もできないほど深い闇の底にいたって
微かにまだ届く光 君の声に似た光
脆く儚い希望でも掴めたなら離すなルーザー
後ろめたい想いだって僕と認めなくちゃなぁ

運命なんてないって思っていたんだ
決まってる夢なんて見たくないもんな
君と出会って気付いた奇跡のひとつは
決まってたって思うほど嬉しく思うこと

車に轢かれて死んでいた猫が心を引っ掻いて
その傷から溢れ出た遣る瀬無さを
怒りに変えるのは簡単だ でも
何か違うと思って君に会いたくなった
この見えない敵と 僕らは戦っていけるかな?

誰かの痛みが分かる様に くだらないことで泣けるように
この世界は僕の設計図を描いてた
期待した分だけ失望したってゼロになるなら気持ちがいいくらいだ
何度だって 君と夢見たい

息もできないほど深い闇の底も知らずに
光り方が解り得たら きっと奇跡は起こらない
脆く儚い希望 all light! 出会い 別れ また出会って
明日も新しい君を 僕を探しに行こう
何か掴めそうなんだこの夜の向こうなら


2.アースダイバー

作詞:竹内真央
作曲:竹内真央

僕らの時間が誰かに
買わされたものなら 覚えていない
その代価は何を支払ったのだろう
終わらない命かな背中の翼かな

どちらにしても今更で
悩む時間も残り時間を使うけど
限りがなきゃいけない理由を
思い出せ すぐに忘れちゃう鼓動

永遠じゃない
そんなこと言われなくたって分かってること
出会えたものもいつか失くすんだ僕らは

僕らの言葉が誰かを
傷つけていないかと不安に思うのは
僕らは言葉で誰かを
救えることがあると信じ始めたから

空っぽになるくらい泣くと
この声が上手く出せなくなるのは
限りがある重大さを
身体が思い出すからだろう

永遠じゃない
そんなこと言われなくたって分かってるけど
出会えたものに何が伝えられるかな

飛べもしないのに
欲張りは終わらない瞬間を願ったりする
あなたと共に同じ星を見上げられたから

いつかまた僕らの
時間が止まってしまうこと
それを忘れたりしないまま
いつまでも隣にいられたらな

永遠じゃない
そんなこと言われなくたって分かってるけど
出会えたものに何が伝えられるかな

飛べもしないのに
欲張りは限られた命を運んだのだろう
あなたと共に始まりを見るために
そしていつか来る終わりを確かめるために


3.惑星パーティ

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

忘れていくことだって 僕ら慣れてしまうけど
日々大切に生きるってことに変わりはないんだ

こだわって傷つけといて特に意味はないんだ
今更だけど謝るよ 君はいつも正しかった
僕が君を好きなことや 好きだったもの達や
名前を付けた猫のことや 愛された思い出も

忘れたくないんだよ僕は
いつかはどうせ死んじゃうんだとしても
何を残せるんだろう 何か残せたらな
ただこの瞬間だけじゃあ悲しすぎるだろう

僕らこの地球に乗っかって 夢中で森羅万象をかじって
数々の困難もむしろ僕らには刺激的でした
笑われたってそうじゃなくたって
愚痴言ったってしょうがないじゃんって
一歩一歩更に一歩 その両目に刻んだ時を描いていた

トクトクトク心臓が打つ音
テクテクテク誰かが歩く音
トクトクトク静脈を待つ鼓動
テクテクテク僕らが歩く音

足らない音を探す事の意味を
わかろうとしない僕に君は言うよ
足らない音を求め惹かれ合うんだよって
足らないことの大切さに君は気付いた

壊していたいのは支配者 無い物ねだりがくれた思いを

忘れたくないんだよ僕は
いつかはどうせ死んじゃうんだとしても
何を残せるんだろう 何か残さなきゃな
ただこの瞬間だけじゃ寂し過ぎるだろ


4.星の標本

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

あの青い星を越えて 君に会うために来たんだ
少年はキツネの子供にそう言った
夜の隙間で

一人の夜を見てたから今まで生きてこれたんだ
魔法に触れた様な今日をすぐには信じられないよ

泣き出しそうなその横顔に 優しい彼は笑顔でこう言った
友達になる事は簡単さ
約束をするんだ

一人の夜もこれからは何を見ても君を思い出す
綺麗な星を見た時はきっと君も僕を思い出して

一人の夜をそれからは寂しく感じてしまうのは
綺麗な星を見る度に心が熱くなるせいだろう


5.THE SINGING

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

終わってしまった映画を見ている
君はいつもそう呟いていた
止まってしまって動かない恋は
鍵を失った子供の様だね

形だけを求めていたら曖昧な感情を重ねた
僕は夢から覚められない

そこから見えるかい
変わっていく僕らの
心に刻んだ紋章
見えない鮮血が

笑ったことを覚えているんだ
笑った君を覚えているんだ

雨が止んで傷が治る
それでいいよ充分だ
どうしたって君が望む限り
明日は来る

そこから見えるかい
変わっていく僕らの
心に刻んだ紋章
消えない声

I know you close but story is wake up
And I see the route how we live for
Memories with you and me
Like the never ending
I sing it, I just a sing it


6.ミッシングリンク

作詞:竹内真央
作曲:竹内真央

破れたページは奪われたんだよ
何処かで落とした覚えはないから
違和感もないほど綺麗にないそこには
夢という名の章が確かにあった

「誰に奪われたの?大事にしないから」
うるさい 他人事みたいに言いやがって
でも 何を憎めばいい?過去か自分自身か
出来れば他の誰かであれ

物語の僕らが その未来想うのは
つじつま合わせのエンディングなんて見たくないから

今はないページは丈夫に出来ていた
ちょっとやそっとじゃ破れたりなんかしない
その 笑われたページは涙で滲んでいた
だから本当は少しホッともしたんだろう

誰に奪われたか そんなのどうでもいい
どうせ世界には影響なんてない
当然のことなのに寂しいのは
自分を信じきれなかった自分自身

物語の僕らが その未来想うのは
ありふれてなんかいない 特別なことなんだ

破れてしまっても 終わらなかったんだ
破れたままでも ほら 守るべき何かは増えていくんだろう

物語の僕らが その未来想うのは
失くした後でも主役は変われないから

賞賛なんてされなくたって 確かな今日があるなら
夢なんて名前の章はいくらでも創れるんだ


7.The Cave

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

とある時どっかの国の誰かさんが言う
孤独から僕らはずっと逃げられないんだよ
白波の様に襲うそれは
人波の中にこそあるんだと

それを聞いてどっかの国の誰かさんが言う
「名前も知らない人=恐怖」なんです
この法則から逃げているんでしょう
孤独へと僕らはずっと逃げているんでしょう?

雨粒数えて切なくなるのは
涙に似ているから
こころにバケツはひとつしかなくて
気付けば溢れている

きっと
聞こえないように 何も見えないように
壁を壊さないように
傷を見られないように 傷が増えないように
僕らはそうしてきたんだ

道徳なんだって騒いだって もう
それさえ誰かが吐くってきたルールで
結局僕らは えっと どうなりたい?
矛盾したフラッグを えっと 何処に置きたい?

光に照らされ落ちるその影は
対比のはずなのに

きっと
聞こえないように 何も見えないように
壁を壊さないように
傷を見られないように 傷が増えないように
誰もがそう望んだ

昨日見ていた夢を思い出す時みたいに
あの透明な気持ちでね
ずっとね
いられたらな

きっと
聞こえないように 何も見えないように
それを許せるのなら
傷を見られないように 傷が増えないように
ここから抜け出せるさ


8.ネメシス

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

断ち切るよ 君の痛みの元をリダクションしたくて繰り返した
台詞を 僕は光をかざして救った気になっていた

愛情のエクスプレッション いや
何か歪んでるんだ 何か嘘っぽいんだ
I know 僕は僕を
好きでいるために君を利用していたんだ

地平線の向こうに何もなくても
行こう 手を離すなって今なら言えるかな
君の中にある世界を全て僕の物にしても
満ち足りやしないことくらい
分かっていた でも

なぁそれ以上 僕の痛みの元を探すようなことしないで
互いの記憶はイラつくだけのストーリー
それよりもっと見え透いた愛をくれよ

腰振ってサティスファクション いや
何か歪んでるんだ 何か狂っていくんだ
I wish 君も君を
好きでいるために僕を利用して もっと

地平線の向こうに何もなくても
行こう 手を離すなって言えなくて傷付けた
君の弱さを糧に強がっていたんだ どうか
僕を憎んでよ このまま
終わらせないために

分かり合えるわけがないのかな もう
探り合って試し合って争い合っても
孤独感を拭えないのなんて分かってるのに
何を以って勝敗を分けたいのだろう

分かり合えるわけがないのなら妄想で繋がろう
駒と化して戦場で瑠璃色の夢をハニー
差し掛かったミドルゲームからもう
正気なんか保てない Ya break down
取られ取ったものは何だ?あれ?俺もう分からねぇ

キープアウト ちゃちなプライド いくら突き放したって僕は
また君のこと想ってる hold up! チェックメイト

地平線の向こうに何もなくても
行こう 手を離すなって今なら言えるかな
君の弱さを糧に強がっていた臆病な
僕も弱さを見せるよ
全てはそこからだ


9.Wiz

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

物語は今終りかけているけれど
この記憶や傷が消えたりしないように祈りながら

繋げたビーズの束、迷った時のために蒔いて無くした
But I still like you. This is never lost

会えない時には会えた気になるように
おはようとかおやすみとか唱えるような気持ちが
僕らを導く灯台のようになりますように

思う事がいつもひとつだったらいいのにな
そうなればきっと生きることが少し楽になるだろう

冷たいブリキの足、手の平の銀貨、いなくなった飛行船
But I am still looking at you.
To eternity

会えない時には会えた気になるように
おはようとかおやすみとか唱えるように歌えば僕らは近づく
嵐が続いたって虹を待てるんだ

My rusting ax
Golden brick
Story is next string

When you make a wish
Please sound the heel of your shoes

消えない虹など美しくはないだろう
終らないものがありえないように

それでも僕らは構わず願うよ
この思いが消えないように
消えたりしないように
消えてしまわないように


10.鏡の国の二人

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

誰かになろうとして誰にもなれなかった
僕らはずっとそれを痛んでいて
歩き出してしまった理由も誰かのせいにしている

胸の奥に何かがあって
そいつがいつも邪魔をするんだ
吐き出したくて口を開いた
溢れてくるのは

偽りの僕の詩だった 傷を忘れるための詩だった
心の弱さを守るための詩だった
だけどその名もない詩に助けられてもいた
そしてそれが懐かしいのはなぜだろう?

あれほど解からなかった本当の自分のこと
君といると少し解かるんだ
不思議なこともあるもんだ もしかしたらずっと前
僕らは一つだったのかい?

その偽りの君の詩だって 涙で濡らしてきた詩だって
心と心を繋ぐための詩なんだ
つまりその名もない詩こそ 人が憧れた永遠
唯一のものなのでしょう

例えば君の世界観を物体映像化できたとして
その完成大試写会に来た見物人が
「はいそうですか」って言ったりして
拍手もなしで帰りやがったら
僕は殴りますよ そいつらを
言葉が汚くてごめんね

でも そんなもんでしょう?
君は僕の鏡です
君が笑うときは僕も笑っていたいのです

たった一人を護りたいんだ
たった一人の側にいたいんだ
誰にもなれない馬鹿が言った

弱くて 強い 言葉で

一人が一つになった 二分の一が いま一になった
心のスピードに初めて追いつけたんだ
奇跡は起こってたんだ 君に僕が出会ったとき
そしてそれは求めていたものだろう


11.ラストレジスタンス

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

砂漠の真ん中で今消えかかってる
僕らの足跡など誰も知らない
ここから眺める景色は乾いた世界
二人で慰め合う日も悪くはない

頬を濡らすのは雨じゃなくても
虹の層のような夢を見るのさ

太陽と地平線 滲んでいくオレンジは
どこか暗い底の方を温かくして
胸の奥で広がって優しさをくれるんだ
僕たちが目指してるものが
綺麗じゃなくても

心が乾ききって今塞ぎ込んでる
僕らの嫌いな大人に分かるわけない
気づけば砂漠の城下は敵でいっぱい
それでも君さえいれば恐くはない

傷の層はやっと治ってきたのに
トランプの兵士が僕を突いても

太陽と地平線 滲んでいくオレンジを
見つめるとき僕らの心はひとつなんだろう
物語は終わらない震える手を取り合って
僕たちが目指してるものが誰かのように
綺麗じゃなくても 美しくなくても
構わないと笑う君と今 歩いていこう


12.レムリア

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

ハロー あの話をしよう どこから話そうか
あれはもうずっと続いていた嵐が
ベランダに出た一人の女の子を見て
嘘のように止んだ日のこと

彼女は急いで靴を履き
そこから二マイル程離れた森を目指した

存在もしない一人のためだけに
昨日の夢の中で見た それだけなのに
まるで約束していたかのように
名前も知らない友達に会うために

ある朝 男の子は
静かになっている窓の外に気付いて目覚める
おかしな夢を見ていた
誰かが嵐を止まして僕を待っているなんて

あるはずないや そんなこと
「でも信じたいな」
きっと大人は笑うだろうが

想像と違う事ばかりの世界に
こんな一人の言葉が届くのだろうか
ずっとつらい現実に夢は壊されてきた
今度は夢が現実を壊す番だろう

家を飛び出して慣れた道を走っていく
そして辿り着いた

想像と違う事ばかりの世界に
信じるこころが何かを繋いだ
だって走ってきて息を切らす彼に
彼女は微笑んで「遅いわよ!」って言ったんだから