紅一輪

伍代夏子 紅一輪歌詞
1.紅一輪

作詞:麻こよみ
作曲:水森英夫

交わす目と目の ひと目惚れ
戀の運命(さだめ)を 信じたい
惚れた男の 懷(ふところ)で
笑いて女は 女です
向い風 吹こうとも おんな一輪
あなたのそばで 笑かせたい

足手まといに なるのなら
きっとこの身を 引く覺悟
惚れた男の 見る夢に
燃えて女は 女です
笑く時も 散る時も おんな一輪
あなたにあげて 悔いはない

噓のつけない 人だから
いつも苦勞を 背負(せお)い迂む
惚れた男の ためならば
耐えて女は 女です
口紅を 引き直し おんな一輪
笑顏でいつも 支えたい


2.わかれ宿

作詞:竹田賢
作曲:水森英夫

風にその身を 震わせながら
泣いて散る散る 戀紅葉(こいもみじ)
これが最後の 逢瀨(おうせ)なら
抱いて下さい 折れるほど
今宵(こよい)限りに 溺(おぼ)れてみても
明日は他人の わかれ宿

季節外れの 一軒宿は
他にたずねる 人もない
搖れるランプの 燈(ひ)に浮かぶ
やせたあなたの 橫顏に
同じ惱みを 初めて知った
名殘(なご)り切ない わかれ宿

惚れて添(そ)えない 二人の仲を
何でのぞくか 窗の月
いっそあなたの 腕の中
命燃やして 燃え盡きて
灰になっても 悔(く)いなどないわ
旅の終りの わかれ宿