しば裡

柴田淳 しば裡歌詞
1.空の色

作詞:Jun Shibata
作曲:Jun Shibata
編曲:Masayuki Sakamoto

傷ついた心 引きずり步いてた
出來ると思った 一人でやれると思った
'掃っておいで'と あなたの聲がする
どうしても勝てない あなたの偉大さには

足下だけが私の世界だった
顏を上げて空を見ることなんて
ずっと忘れていた

いつもそこにいてくれたのね
ずっとずっと一緒だったんだ
私のことを誰よりも知っている人

うつむいた私にあなたは
今見える空の色を告げる
たとえ なんにも返せなくても
あなたの聲が聞こえていた

あなたの淚がわからなかったり
あなたの怒りがわからなかったりして
幼い私は あの頃いつでも
引っかき回してあなたを睨みつけた

大人になって 今少しはわかるの
でも あなたは胸の傷跡をなぜ
愛おしく撫でるの?

振り返ればあなたが見えた
ずっとずっと見守られていた
私のことを誰より愛してくれた人

いつかあなたがこの空さえ
見えなくなってしまったなら
今度は私が教えてあげる

あなたを思うたび 熱くなる瞳の中
誰よりも大事な 空の色


2.夢

作詞:柴田 淳
作曲:柴田 淳

今はまだ想い出にはできない したくないの
あなたと二人で見てるこの夢が 終わるまで


それはあまりに切ない出逢いだったと
いつかふと思い出すくらいでいいから
あなたとの戀 終わりから始めた戀
今は嚙み締めさせて 夢でもいいから

屆かなくていい 辿り著けない二人でいい
今はただ 求め合うこの想いを 愛したい

あなたの未來 私の未來はきっと
二度と交わることを知らず 離れてく
後悔してる そんな目を見てしまうと
現實に戾ってく 夢よ醒めないで

切なくなるのは 正直すぎるあなただから
哀しくなるのは 本當に私を好きだから

今はまだ想い出にはできない したくないの
この雪も雨もこの夜のことも 噓じゃない

今はまだ傷つくことできない 私がいる
心の赴くままに生きられない あなたと

氣まぐれでもいい 愛してると 噓をついて
今はただ 葉えられない夢を見て 眠るから


3.忘れもの

作詞:柴田 淳
作曲:柴田 淳

どこか遠くの町で育った君と
僕の生まれ育ったこの町で暮らし始めた
君の荷物はもう片づいてるけど
誰かのもとに忘れてきたものひとつ

觸れちゃいけない 氣付いてると思わせてはいけない
こうして今 君はとなりにいてくれてるから

僕は君を誰よりずっと幸せにするから
そんなふうに笑っていつもそばにいてほしいんだ
君が誰を忘れなくても 愛し續けても
君はそのままでいい
そのままがいい

時が過ぎても 僕のものになっても
君はいつもいつでも 同じような變わらぬ笑顏
それでも共に時を重ねてゆけば
思いきり泣いてくれると思ってたんだ

不自然でもいい 僕を愛そうとする氣持ちだけで
たとえそれが 誰かのことを忘れるためでも

君には今僕しかいない 行く宛なんてない
受け止めてやれるのも きっときっと僕しかいない
僕が誰を越えれなくても 決して勝てぬとも
君を見守れるのは きっと僕だけで…

いつか君の忘れたものが戾ってくることを
僕はもう望まない 今の君が大好きだから
君が誰を愛せなくても ここにいたいなら
君はそのままでいい
そのままがいい


4.おかえりなさい。

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:羽毛田丈史

あなたを待つこの部屋で
私は今日も怯えている
もう二度と會えなくなる
そんな日が來ること

そのドアを開ける時は
明日まで未來があること
そうやって二人は今
明日を目指すだけ

さぁ 逃げ惑うことはやめて
終わりにして さぁ口にして

その兩手で私を抱きしめるその時は
背中で言って 愛してるって
その瞳で私を見つめるそんな時は
わざとらしくそらさないで

ふたつグラスを並べて
私は何をやっているんだろう
自分を守る術なら
覺えたはずだった

さぁ 私を傷つけないで
ねぇ今夜は どこに掃るの?

その優しいあなたが冷たくなるその日まで
そのドアを開け 掃ってきて
でも最後の言葉は言わないでいてほしい
もうこの部屋に來なければいい

その兩手で私を抱きしめるその時は
心を迂めず 緩く抱いて
その優しいあなたが冷たくなるその日まで
そのドアを開け 掃ってきて


5.缶ビ一ル

僕をわかってくれる何かを探して
今日もまた 共に步んだ靴を脫いで終わった

お疲れサマと ビ一ルが染み迂んでゆく
誰かに勝てたら もっとうまいのかなぁ

見上げた空 ほほえむ風 泳いでる君
いつもの夜

浮かんでは消える 賢い生き方
どれも僕らしくないんだ

悲しいこと 嬉しいこと 樂しいこと
そのすべてを

僕はありのまま感じてゆきたい
それが 僕が僕でいること

誰かが言った 「君はそのままでいい」と
「まっすぐに心信じて 步いてゆけばいい」と

誰かが言った 「君は何も見えてない」

---- 僕は今日も 僕をやってていいの? ----

冱え渡る空 千切れる雲 儚い夢
僕の笑顏

優しい淚も 深まる絆も
いざとなれば なにもなくて

きらめく星 そよいでく髮 流れる君
淺い眠り
誰にも賴れず 甘えられない
強い僕が今日も生きてる

見果てぬ夢 屆かぬ想い 戾せぬ時間(とき)
君の言葉

乘り越えられないものがあるなら
僕はどこに行けばいいの?

見えない糸 青い小鳥 小指で交した約束

僕が僕らしく生きてく意味を
いつかわかる時が來たらいい

いつか僕は僕になれると


6.終電

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:羽毛田丈史

今日もまたさよならの時間がきて
ゆっくりと驛に向かい始めた
つないだ手ほどかずに 強く絡めた指
終電よ 早く通り過ぎてほしい

掃りたくないなんてまだ言えなくて
必死に心で叫んでるのに
また今夜もいい子になって手を離す
胸が張り裂けそう この氣持ち

離すしかなかった手と離された手が
ゆらゆらとさよならを告げている
終電に間に合うように掃してくれる
わかってる これが今の二人なのは

掃したくないなんてまだ聞けなくて
笑顏で「おやすみ。」なんて言わないで
わかってるよと言ってるような優しい目で
私を見ないでいて お願い

掃りたくないなんてもう言えなくて
ひとり改札をくぐり拔ける
また今夜もいい子になって手を振るの
ずっといい子でいい…今はまだ


7.變身

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

別れは一瞬だった
こんな長く二人で步いて來たのに
君が鄰りにいること
當たり前のことではなかったんだよね

散らかす度 君に怒られてたのに
もうなにをしたって怒ってはくれない

二人じゃ狹すぎたこの部屋が
こんなに廣いとは思わなかった
僕が默ってると 遠くで冷藏庫の音だけ
靜かすぎて寒いよ

無意識のうちに
僕は君と同じ人を求め續けていた
だから 君と違うトコ見つけたなら
たちまち冷めてしまった

君が育てていた花に水をやる
君が消えないように ずっと
消えないように…

どうしても受け入れられないことがある
かけがえのないモノがある
それが困るなら
僕は變わるか終わるしかない
君の愛した僕を

それでも 心の片隅に隱して
僕はきっと生きてくだろう
誰と出會っても いつか誰かと結ばれようと
演じ續けてくだろう
君を忘れた僕を


8.美しい人

作詞:柴田 淳
作曲:柴田 淳

紅く燃え立つ 木々の話し聲が
そのやわらかい 髮に問いかけてた
ほおづえついて 遠く微笑んでる
ふと見せる その君だけ憶えてる

僕じゃ君を そんなふうに
美しい人にはできない
想い浮かべたその人に
もう會えたかい?

好きでいさせて 嫌いにさせないで
偽る笑みの 君を逃がしたんだ

愛してると言われるほど
哀しみは なぜ溢れただろう
引き寄せても 抱き寄せても
君は遠くて…

長い月日が流れても
この風は 想い呼び覺ます
今は行方もわからない
探すこともない
いつかの君へ


9.光

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:阪本昌之/柴田淳

生き急ぐように君は今
驅け拔けている
そんな眩い光 見つめていた

燃え盡きるまで きっとそう
立ち止まらない
そんな急いで 答え出さないでいて

ぼくはこう思っているんだ
'君より早く死にたい'
それくらい君なしでは
生きていけそうもないみたいだ

君の笑顏も 君のまなざしも
ぼくの一番の心の支えだから
失えないよ 奪わないで
ぼくのこと ひとりにしないで

いつも孤獨と 思っている
君が悲しい
ぼくはいつでも 君のそばにいるよ

愛してくれる人も
受け止めてくれる人も
君しかいないぼくを
ずっとずっと忘れないでほしい

君がいなくちゃ
ぼくはいないよ
誰も ぼくがここにいること
知らないよ
信じてほしい ぼくの心を
君だけが ぼくの手がかり

君のしあわせが
ぼくのしあわせで
ずっと そばにいられればいい
それでいい
大好きだから 大好きだから
誰よりも 幸せになって
いつまでも そばにいさせて


10.幸せなうた

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:阪本昌之 柴田淳

いつだって あなたのことを想ってた
何をして 何を眺めていても 浮かぶ笑顏
いつの日か あなたに背を向けて
悲しませたりしたけど
それだって あなたが好きだから
愛してたから
Ahh
どんな時でも
あなたがそばにいるみたい
Ahh
いつの日も 私を想っていてくれるあなたに
私はなにができる?

どれくらい 私のことを想っても
屆かない 伝わらない夜もあったでしょう
'消えてしまう君の笑顏のため...'
走り續けたあなたを
誰よりも 私は愛していく
愛し續ける
Ahh
あなたのそばで
いつまでも笑っていたい
Ahh
愛されることを教えてくれたあなたに
愛は屆いてるかな?

Ahh
どんな時でも
あなたをそばに感じていたい
Ahh
いつの日も 二人の心 離れないように
手をつないで眠ろう


11.掃り道

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

後悔などしないつもりだったのに…
自分を責め續けた掃り道

きっとあなたなら きっと君ならって
全てを分かってくれると信じ
心の中をしゃべりすぎたせい

誰より愛して愛されてたのに
不安で怖くて壞してしまった 二つの影

はきちがえていた 愛すという意味
別れで知るしかなかった二人

自立してたのに甘えを覺えて
依存という姿に變わっていった
氣付いた今さら 何ができるだろう…

オレンジの風に背中を押されて
悲しい顏さえ許してくれない
まぶしい夕暮れ

僕らはこの先 巡り逢う人に
もう少し上手に噓をつけるかな

打ち明けず秘める孤獨と強さを
僕らはどうして得ていけるのかな
月はもう出ている


12.いちばん星

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

改めて想いを君に伝えること
ほんの少しテレてしまうけど
これが今の僕の胸の中
君への想い全てだから
いつかこんな日がくると想ってたよ
きっと君と出逢うずっと前から
朝露の淚を見て 星の雨に降られて

同じ空の下 いつまでも
二人影を並べていたい

君に會いたくて會えなかった日は
戀しくて戀しくて眠れなくて
僕はブランコをこいだ
空にぶつかるくらい高く
君が嬉しいと僕も嬉しくて
君が哀しいと僕も哀しいよ
同じ時代に生まれてきてくれてありがとう

君を輝かせたい 誰より
僕の影が消えないくらいに

君を輝かせたい 誰より
僕の影が消えないくらいに
君のために生きていたい


13.ぼくの味方(インディ一ズバ一ジョン)

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳

かけがえのない大切な人
守ってあげたい そばにいたい
そんなふうに思える君に出逢えた
ガラスのような君だった

僕がいなきゃダメになる
と思うほど氣がかり
だけど こんな僕にこそ君が必要で...
夜が怖いなら 僕は月になる
窗の外からずっと見つめてる
だからそこにいて ほほえんでいて
僕の味方でいて

まっすぐな目と まっすぐな心
不器用すぎる素直さに
いつしか 戶惑いも覺えたけれど
想いは愛しさに變わってた

僕には君しかいない
支えのような存在
だけど 想い募るほど不安になってゆく

雨が降ったなら 僕は傘になる
聽かせてあげる 雨音の調べ
だから消えないで ほほえんでいて
僕の味方でいて

落ち迂んだ時は 歌ってあげる
君の好きなあの歌を歌おう
だから行かないで 遠いところへ
僕の味方でいて
僕には君が必要だから


14.ピンクの雲(インディ一ズバ一ジョン)

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳

動くのも嫌で 腰かけているソファ一
目を閉じて考えた
「居場所なんてどこにもない...」
ピンク色した雲が流れる
この窗を閉めた時
今日も終わる

樂しいことを無理やり探して
必死に笑顏になろうとしてる
まるで そうでなきゃダメな樣に
塞ぐ自分を認めたがらない

譯もなく集まり
からっぽの心埋めようとして
みんな ごまかすことで
なんとか生きてる

メ一ルの返事が來ない ただそれだけ
でもなぜか不安になる
「嫌われたの?嫌われたの...?」
ひとりぼっちに怯えているから
氣の合うフリして
明日もまた

いつか出逢えた あの人だけは
ありのままの私を好きだと
言ってくれたの 笑えなくても
こんな私に 居場所をくれた人だった

今はもういなくて
分かってくれる人もまだいない でも
出逢う前よりは
たぶん 強くなれてる
嫌われても平氣と
思える強さはまだないけれど
私でいられる私に
いつかなりたい

私でいさせてくれる
誰かに逢いたい