オ一ルトの雲

柴田淳 オ一ルトの雲歌詞
1.星の餘韻

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

幾千の愛の言葉 くれるのなら
その言葉を言い終えるまでの時間
默って ただ鄰りに座っててくれるほうが
今はずっと嬉しいけど

會えないあなたからのメ一ルが 今日も
流れ星になって屆いてる…

あなたに會えず流した淚の數を
夜空の星で數えたら 足りなくなった
仕方ないの分かるし 困らせたくはないけど
もうそろそろ限界かもよ

あなたは私が想う半分も愛してる?
側にある優しさに 負けちゃいそう

もし 今見てる星が存在しないなら
あなたが見てる星は あるのかな

流れ星に託した'もう待たないから。'
私は 淋しさの無い場所へと向かってた


2.ほんのちょっと

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

大事な順番の一番は
いつもあなただった
でもあなたは私を
いつも一番にしてくれない

それなりに お互いに共鳴してても
分け合えない
讓れない 奪えない
何かがあること 氣付いていた

そばにいるのに取れない淋しさ
あなたを全部手にできない
ほんの少しだけのあなたを
私は 心全てで愛した

胸躍るような戀がもしもあるなら
それはあなたと出來なかった
每晚泣き續けて
胸が張り裂けそうでも
哀しいくらいキレイだった
あの日の戀

一枚の寫真が
二人の時間を憶えている
二人が離れたって
そこにある想いは止まったまま

'會いたい時に會えない關係は
必ず終わりが來るのよ。'
どこかで耳にした言葉を
私は 今もずっと忘れない

振り返ってはくれなかった
あなたの後ろ姿で 息絕えたの
呼び止める言葉なら
澤山あるはずなのに
愛しいくらい默っていた
最後の瞬間

夢見てるような戀がもしもあるなら
いつか誰かと見てみたいな
思い出す度
胸が熱くなる戀じゃなくて
哀しいくらい
忘れられない戀じゃなくて


3.夜の海に立ち…

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

會いたいと言えたら
もう會いに行ってる
愛してると言えたら
愛してるって言ってる
手をつなぎたいなら
もう握り締めている
それが出來ないから
こうして うたってる

あなたの心に
私の歌聲が響き渡る日まで
私はここに立って
うたい續ける

淋しいって言えない
だから強がっている
受け止めてくれない
分かるから泣かない
一人で平氣と
平氣じゃないから言う
それしか出來ないから
こうして うたってる

あなたの心に
私の歌聲が響き渡る日まで
私はここに立って
うたい續ける

あなたの心に 私の歌聲が
たとえ屆かないとしても
この聲が枯れるまで
うたうのだろう

淚こぼれないように
星を見上げて
勵ましてくれるような
波を聽いて


4.一緒に掃ろう

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

それだけの月日が 僕らの中 通り過ぎて
二人の足跡は 全てを物語ってるのに

ポケットの中に潛む 僕の決意は 未だ
クッキ一塗れの一大事
全部受け止めるには まだまだ足りなくて
「またね。」と言う君を 今夜もただ見送るだけ

君の手を引いて
一緒に步いて行くためにあって
この手は こうして
手を振るためのものじゃないのに…

體を壞した日 いつも君がいてくれたね
出張の掃りも いつも驛で待っててくれた

「あなたに愛されてる それが私の自信。
ねぇねぇ それだけじゃだめなの?」
取り柄も何も無い こんな僕の鄰で
相變わらず君は 誰より幸せな顏して

僕のこの腕は 君を守るためにあるのなら
僕は今 君を抱きしめたい
もう離したくないよ

僕のこの聲は 君の名を歌うために響いてる
この胸は 君を想うため
この目は 見守るため
僕の存在は 君の生きる力になってるなら
僕は生きてるよ 永遠に
君の笑顏のために


5.なんかいいことないかな

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

少なからずと私は歪んで
人を見る目に支障が出た
人を信じたい バカを見ないなら
確信 絕對 曖昧なこの世の中じゃ
カラカラな空き地にさえ
轉がってなんかいやしない

なんかいいことないかな
この頃口癖になってきたかな
戀人いていいなと言う
さほど欲しいとも思ってないくせに
苦笑いも 樣になって
胸はきしむけど…

當てもなく今日も朝はやって來て
つけっぱなしのテレビがしゃべった
'今日の運勢は絕好調です!
あなたの思う通りになるでしょう。'

それなら それなら…
夢見る心はまだあるみたい
惱みも疑いもない
この大空を飛んでみたい

なんかいいことないかな
「ないわよ!」とありそうな友達が言う
本當にいいことないかな
どうでもいいように今日も終わってく
きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…

なんかいいことないかな
この頃口癖になってきたかな
本當にいいことないかな
どうでもいいように今日も終わってく
きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…

きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…


確信 絕對 曖昧なこの世の中じゃ


6.透き通る月~彈き語り~

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:柴田淳

草原に寢轉んで 空に抱かれてた
僕の顏を覗いた 君は默ってた

風に包まれて 草に隱れた僕らの影は
靜かに佇む

君の瞳を 今はちょっと見るのがこわいよ
口にしなくても聞こえてくる 別れの言葉
ねぇお願い なにか言って
なんにも言わないで

僕は寢たフリをして 君を無視してた
小さくなにか言って 君は立ち去った

草を踏む音 小さくなって
聞こえなくなるまで
ずっと目を閉じてた

君の言葉と 僕をここに置いて行かないで
淚に溶けて 空も雲も歪んでしまう
ねぇ 惡い夢見てた僕を
笑って起こして


7.ぼくの味方

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳

かけがえのない大切な人
守ってあげたい そばにいたい
そんなふうに思える君に出逢えた
ガラスのような君だ っ た

僕がいなきゃダメになる
と思うほど氣がかり だけど
こんな僕にこそ 君が必要で…

夜が怖いなら 僕は月になる
窗の外からずっと見つめてる
だからそこにいて ほほえんでい て
僕の味方でいて

まっすぐな目とまっすぐな心
不器用すぎる素直さに
いつしか戶惑いも覺えたけれど
想いは愛しさに變わってた

僕には君しかいない 支えのような存在
だけど 想い募るほど不安になってゆく

雨が降ったなら 僕は傘になる
聽かせてあげる 雨音の調べ
だから消えないで ほほえんでいて
僕の味方でいて

落ち迂んだ時は歌ってあげる
君の好きなあの歌を歌おう
だから行かないで 遠いところへ
僕の味方でいて

僕には 君が必要だから


僕には 君が必要だから


8.それでも來た道

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

滿ち足りた幸福なら
この世界にはきっと無いもの
それでもいつか辿り著くと
すがる何か信じていた

あの人の彈く聲を聽けば
あの人の歌を口ずさめば
體にまとわりつく不安は
一つ一つ消えるようで

見せかけだけの夢でもいい
偽りだらけの優しさでいい
もう頑張らなくていいのよって
言ってくれないか

振り返るなと 立ち止まるなと
步き續けて
この道の果ては 未だに
何一つ見えやしない

風の色 街のにおい
變わり始めるのが怖かった
信號待ちの人の群れに
僕はちゃんと溶け迂んでいるかな

あの人の見た夢を見れば
あの人の翳す太陽を仰げば
自分もあの人になれると
一つ一つ真似していた

無責任すぎる愛でもいい
一瞬で消える溫もりでいい
もう泣いたってかまわないのよって
抱いてくれないか

見えないものを見えると言える
強さがあった
なぜか淚があふれても
それでも來た道
振り返るなと 立ち止まるなと
步き續けても
この世に果てなどないと
本當はとっくに 氣付いてたさ


9.變身

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

別れは一瞬だった
こんな長く二人で步いて來たのに
君が鄰りにいること
當たり前のことではなかったんだよね

散らかす度 君に怒られてたのに
もうなにをしたって怒ってはくれない

二人じゃ狹すぎたこの部屋が
こんなに廣いとは思わなかった
僕が默ってると 遠くで冷藏庫の音だけ
靜かすぎて寒いよ

無意識のうちに
僕は君と同じ人を求め續けていた
だから 君と違うトコ見つけたなら
たちまち冷めてしまった

君が育てていた花に水をやる
君が消えないように ずっと
消えないように…

どうしても受け入れられないことがある
かけがえのないモノがある
それが困るなら
僕は變わるか終わるしかない
君の愛した僕を

それでも 心の片隅に隱して
僕はきっと生きてくだろう
誰と出會っても いつか誰かと結ばれようと
演じ續けてくだろう
君を忘れた僕を


10.掃り道

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

後悔などしないつもりだったのに…
自分を責め續けた掃り道

きっとあなたなら きっと君ならって
全てを分かってくれると信じ
心の中をしゃべりすぎたせい

誰より愛して愛されてたのに
不安で怖くて壞してしまった 二つの影

はきちがえていた 愛すという意味
別れで知るしかなかった二人

自立してたのに甘えを覺えて
依存という姿に變わっていった
氣付いた今さら 何ができるだろう…

オレンジの風に背中を押されて
悲しい顏さえ許してくれない
まぶしい夕暮れ

僕らはこの先 巡り逢う人に
もう少し上手に噓をつけるかな

打ち明けず秘める孤獨と強さを
僕らはどうして得ていけるのかな
月はもう出ている