暫存

氷上恭子 暫存歌詞
1.木もれ陽に抱かれて

作詞:渡辺なつみ
作曲:見良津健雄

青い風の中 白く揺れる日差し
瞳閉じれば
胸の中遥かに 打ち寄せて来るのよ
懐かしい温もりが

無邪気な微笑み 抱きしめてあげたい
いつでもそばで
澄んだその瞳に 負けない青空を
LaLa映してあげたい

思い出して 心の故郷
その優しさを
忘れないで 緑溢れる星を

いつもいつも みつめている
汚れなき 生命を
きっときっと 守ってゆく
木もれ陽に抱かれて

ずっと思ってた 戦うことだけが
すべてじゃないと
人は愛するため 生まれてきたはずと
いつだって信じてる

傷付け合い 溢れる涙を
拭うことより
そよぐ風に 笑顔集めてみたい

いつもいつも 願っている
美しい未来を
ずっとずっと 信じてゆく
木もれ陽に抱かれて

いつもいつも みつめている
汚れなき 生命を
きっときっと 守ってゆく
木もれ陽に抱かれて

いつもいつも 願っている
美しい未来を
ずっとずっと 信じてゆく
木もれ陽に抱かれて


2.デイジー

作詞:ひかみきょうこ
作曲:伊藤信雄

うす紫色の雨にけむるデイジー
春を告げて 夏を足早に抜け
秋の風が季節 ぬり変えてく頃に
小さな嵐で 散っていった

心つき刺すような 甘いその香り
暗闇の中で震える私を柔らかく包んだ

二人初めて会った日の 木漏れ陽のまぶしさ
風に乱れる髪が恥ずかしくて
うつむく私にそっと微笑んだ

太陽に似ていると 名付けられたデイジー
いつか私の心に咲き乱れ
雨そぼ降る朝も 星の出ない夜も
静かに佇み 揺れていた

たくさんの約束をして 未来夢見たけど
もうこれ以上あきらめたような
あなたの瞳を見ていたくない

うす紫色の雨にけむるデイジー
春を告げて 夏を足早に抜け
秋の風が季節 ぬり変えてく頃に
小さな嵐で 散っていった

いつもいつもいつも……
いつもいつもいつも……
空に風に波にあなたを思い
それ以外は何も
何も何もなくて
そして泣きたい程 心ふるえた

太陽に似ていると 名付けられたデイジー
いつか私の心に咲き乱れ
雨そぼ降る朝も 星の出ない夜も
静かに佇み 揺れていた


3.風のうた

作詞:ひかみきょうこ
作曲:西岡和也

夜明けを待つ 地平線に 舞い上がった 赤い砂
揺れて消える 水を映す 今は枯れた 大地みたい
時に弱く 孤独に負け くじけるのも かまわない
他の誰を 偽れても 自分にまで 嘘つけない

つらいとか悲しいとか たくさんあるけれど
それはたぶん 喜びと 背中合わせさ
風のうたきいて 明日へ 走り出そう
高く遠くまで あの空に 顔を上げて

夢の途中 届かなくて ひとりひざを 抱えたり
こんなにいる 人の中で たった1人 愛したり
迷いのない 日々などない 道を記す 地図もない
でも流れる 雲のように 心だって 同じじゃない

「運命」なんてそんな 言葉さえ知らない
サバンナに 生きている 生命みたいに
そう強くなりたい 自分を あきらめない
向かい風に立ち 大地を 踏みしめよう

ゆっくり目覚める 生まれたての光
軽やかに(迷わずに) 風に乗れ(大空へ)
翼広げて

風のうた歌い 夜明けに 走り出そう
空に顔上げて 大地を 踏みしめよう
風のうたきいて 明日へ 走り出そう
そこに待つ広い世界へもっと高く


4.好きだからサヨウナラ

作詞:川村真澄
作曲:鶴由雄

※どうかきれいな瞳に
ずっとわたしを 刻み付けて
悲しみを見たくない
好きだから サヨナラするの※

まるであたりを吸い込む
光りに触れるような
理由もなく 目的もない恋
あなたに会うためならば
素足でも歩いて行く
月がひとつ 鼓動を遅らせた

流れるフィルムのように
心は閉じ込められない
いつか変わってゆくのなら
永遠に目を閉じるよ

(※くり返し)

明け方まで帰れずに
星の軌道をなぞった
二人でいる それだけでよかった

たとえば未来より ただ
思い出を支えにしたい
でも本当は 泣くことが
いやなだけ 恐いだけね

どうか優しい朝だけ
おぼえていてね
つないだ手は 離れてもほどけない
好きだから サヨナラするの

(※くり返し)


5.masquerade

作詞:北川恵子
作曲:かしぶち哲郎

一人で踊る このワルツ
あなたの思い出を胸に
記憶の断片 こぼれて
遠い日の眼差しを抱いて

戸惑い揺れる空の青
心の中に鳴り響いて
胸のなかに鍵をかけた
空っぽの部屋に風が吹いてゆく

時は移り
人の想い 夜の闇に
溶けてゆく
星はみんな いつかの恋
囁いている

サヨ・ナラは欲しくないから
私の思い出を閉じて

ひそかに燃えた夢の音
回転木馬の背にのせて
終わらない時の世界へと
やわらかな微笑みで送りましょう

時は移り
人の想い 夜の闇に
溶けてゆく
星はそう 誰かの恋
燃え続けてゆく 今


6.やわらかい切なさ

作詞:畑亜貴
作曲:伊藤千夏

明日も、夢の続き…

眠りの輪の中まわって
待ちわびてたことは内緒よ
ためらう指ふれそうで
ふれない距離にじれて

強気でいるみたい?
さみしくて
逢いたい…逢いたい…
こころがそっと呼んだ

誰も知らないの
こんなあたし わかってよ
やわらかい切なさの色ゆれて

気持ちのいい朝それはね
囁きによく似たまなざし
近づいたら目覚めつつ
やすらぐ静かなキス

ヤキモチやきだけど
うけとめて
どうして…どうして…
こころ意地っぱりなの?

誰もいらないの
恋する胸 わがまま
やわらかい切なさを届けてよ

誰も知らないの
こんなあたし わかってよ
やわらかい切なさの色ゆれて


7.好きな人がいないとダメ!

姫路京子(氷上恭子)
作詞:谷藤律子
作曲:黒須克彦

いつもいつでも心を焦がしていたいだけ
どこか誰かに思いを飛ばしていたいだけ フワフワ
ゆらりゆられる恋のはじまりってたまらない
これを知らなきゃ毎日なんてもうつまらない

女の子とかより 女と呼ばせなきゃダメじゃない?
男の子の視線 私を磨く

あぶなげに見えても まじめに信じているの
このときめきの先 幸せだと 信じてるの

いつもいつでも心を焦がしていたいだけ
どこか誰かに思いを飛ばしていたいだけ

時には落とし穴 痛い目にあう日もあるけれど
それくらいは 平気 私を磨く

くりかえしの中で 会えると信じているの
この夢をとじてく 最後の人 きっといると

あぶなげに見えても まじめに信じているの
このときめきの先 幸せだと

くりかえしの中で 会えると信じているの
この夢をとじてく 最後の人 きっといると


8.サバト

香野ユイ(氷上恭子)
作詞:三重野瞳
作曲:浅見昴生

哀れな日々に消えてく弱い心達は
微笑む果て まやかしの末路を辿る者

罪には夢を
罰には花を手向けましょう
今宵は西の夜から生れ落ちたサバト

響け響け 祈りたち
響く響く 光かわし
かすか…

孤独のいばらで紡いでた
明日をまとって踊ってる
運命の隙間を埋めましょう 誰にも消せない 赤い道
一人あの音を辿って

世界はコルクをふたに
もう閉じ込めましょう
宴の微熱盗んで週末を称える

包め包め この体
包む包む 光潰し
闇へ…

繋いだいばらで傷つけた
すべては静かに朽ちてゆく
唱えるさだめさえ絡まって 何度も巡った 赤い丘
一人心を濡らして

孤独のいばらで紡いでた
明日をまとって踊ってる
運命の隙間を埋めましょう 誰にも消せない 赤い道
一人あの音を辿って
一人心を濡らして