メトロ·フィルム

秦基博 メトロ·フィルム歌詞
1.メトロ·フィルム

作詞:秦基博
作曲:秦基博

こないだの雨で白い靴は污れた
攜帶の充電は切れそうで切れない
近頃 夜中 テレビばかり觀てる
彼女にはもう ずいぶんと會っていない

そろそろ髮を切りにいかなきゃな
仕事はうまくこなしてると思う
子どもの頃からすぐ迷子になるよ
今だって迷ってばかりいるよ

電車は長い東京の地下をくぐり拔け
川沿いの景色が顏を見せる
夕映えに燃える景色があらわれるんだ

イヤホンの中の音樂は
とうに途切れてしまったのに
それに氣付かないくらい
僕の中の僕と話した
ほんの少しの勇氣とやさしさが
あの日あったなら
そんな言い譯を何萬回も繰り返す 今日も


遠くでともる あれは窗明かり
飛行機雲は どこまでも續いてく
そう言えば しばらく實家にも掃れてない
元氣かどうか 時々 心配になるんだ

それぞれ胸の寂しさの中をくぐり拔け
僕もまた小さな改札を出る
ふいに再生ボタンを押してみるんだ

イヤホンの中の音樂で
いつもの街が變わっていく
通い慣れてる道も
フィルム映畫の樣に映った
あの日よりは勇氣とやさしさを
持ててるのかな
背中を押すように
ピアノはフレ一ズを繰り返す 掃ろう


2.君のいた部屋

作詞:秦基博
作曲:秦基博

今日はスニ一カ一を履いたよ
次の驛まで步いてみよう
使い古しくらいがきっとちょうどいい

輕快なリズムに合わせて
流れ始めるメロディに
自然と早くなる僕のBPM

さりげなくて ありきたりだって
とても大切なんだよ
力を拔いて いつも通りでいいから
自分のペ一スで

今日はブ一ツを履いたよ
勝負の時間が迫り來る
大きめなくらいがきっとちょうどいい

踏み出した一步の重みが
地面を確かにつかんでく
それがまた僕を前へと進ませる

おおげさじゃなくて 勇氣がわくんだ
とても特別なんだよ
負けそうだって やるしかないって
靴ひも 結び直した

今日はサンダルを履いたよ
君と夕食の買い出しへ
ゆるすぎるくらいがきっとちょうどいい

君はシチュ一の氣分みたい
偶然に僕も一緒だよ
これってたぶん さっきのテレビのせいかな

何氣なくて ありふれてたって
とても愛おしいんだよ
僕らだって 二つで一つなんで
離れないように