マグマ

稲葉浩志 マグマ歌詞
1.冷血

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

きみはきみの 思うように 生きろ
ぼくはぼくの したいように したい
自由とは 何かを 知りたい人よ
自由とは ぼくだけに 都合いいことでしょう
個人を尊重 そして 他人は解放
つきあいの悪さにゃ 太鼓判押せる
だれにも 怒らず だれからも 好印象
一番大事なところは 上手に逃げる

ほいほい 捨てながら
ここまで歩いてきた
なくしたものに 気づかず
お尻も 汚したままで
どんどん 忘れながら
きれいな 夢ばかり見る
つじつまの 合わない人
これからも ずっと ずっと


2.くちびる

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

Woman 目と目を合わせられない 僕を見て
Oh.womanとてもいやらしいたくらみを育て歓ぶ
しなやかに駆け生きる動物のように罪など知らない
そばにいるだけで見る見る力抜けてゆく

あなたのくちびるなら骨までとろけてもいい
火が出るほど狂うほどに 肌と肌すりあわせて 夢の中

Hey.Woman この世の理不尽を 優しく抱いて
What a woman 答えられないクエスチョン
ほほえみながら 投げかける

嗅いだことのない香り 聞いたことのないウィスパー
恋はウィスパー
触れたら僕は すべてを投げだしてしまう

あなたのくちびるで この身ほろぼしてもいい
だれかに涙見せている あなたを想いうかべひとり遊ぶ

教えて何が その心を動かすの
そわそわしてるうちに
知らず知らず大事なとこ握られてる

僕のインチキもイカサマも ひとつ残らずあばいて
愚かなウソのアリ地獄から そっと手をとり連れ出してくれ
あなたのくちびるで 綺麗に生まれかわらせて
すべてを写す その鏡で僕のハダカを今宵 のぞかせてくれ


3.そのSwitchを押せ

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

流れおちゆく涙に だれか気づいておくれ
窓辺でたそがれてるから あったかい声をかけてくれ

何もそんなにうれしそうに 傷口ひろげなくてもよかろうに
少しなら休んでもいいから その Switch を押してみたらどう?

調子の悪さをおおげさに すぐにアナウンスしてしまう
逃げみち みなさんの同情 ついついたよりにしてしまう

後ろに戻るのも見のがそう 人並みの甘えぐせも許そう
そして勇気がたまったところで その Switch を押してみたらどう?

Wow yeah 小さな無数の分岐点に立ち
見えない無数のボタンを押してきた

正しいとか間違いとかじゃなくて 動かしがたい場面があって
自分がいて 何かを感じてる、そう 自由に感じてみればいい
紙一重の選択が幾重にもかさなって
幸せにつながってゆくよ その Switch を押してみたらどう?

そんなに心配しなくてもいい だれにも似たよなこと多い
ただひとつ事実をうけとる そのスタイルを磨けよ 磨けよ yeah
だれもが自分のことで精いっぱい 楽しいことだけ もういっかい!
二度とない空間と時間なら その Switch を押してみたらどう?

ねえどう?押せよ! やれよ!!


4.波

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

朱い朱い海に くらげのようにとろけてゆく太陽
君がすぐにどこかに行かないように 手を握ろう
もうすこし動かないで 胸の鼓動静まるまで

まだ幼い闇のむこうに 星たちが浮かびあがり
君は群青(ぐんじょう)に吸い込まれるように 消えてゆくの
わかるよ これ以上は もういっしょにいてはいけないと

嵐の夜の波のように 見えない何かにおびえて
道の前で 迷い 立ちどまっている
なくすものに はじめて気づいているから

すがりたい人も 待つ人も全部 なくしてしまいたい
本当にひとりきりになって さまよってみたい
そんな勇気のない 自分を笑ってまた嫌になるよ

寄せてはかえす波のように いつでもゆらゆら揺れている
安らぎも不安も 消えることはない
他人(だれか)を見つめて みんな生きているから

僕が おぼれてるのは よけいなものの海なんだろうか…

まばたきほどの時に沈む 人を幸せにできる鍵があるという

なにもかも愛してみたい 大きくこの腕を広げて
本当は君をまるごと 包んでみたいよ
そして無限の海を潜ってゆきたい
もっと奥へ…




朱紅色的海裡 太陽像水母一樣慢慢地融化
緊握你的手 好像你立刻就要離開
再等一會別動 直到我胸中的鼓動平靜

在稀薄的黑暗的遠方 群星漸漸地浮現
你會像被這深蘭色的黑暗吞沒一樣消失
我知道的 我們將無法繼續

象暴風驟雨夜晚的海浪 看不見而感到恐懼
在道路面前彷徨 無法前進
快要失去時才剛剛知道寶貴

想哀求想等待想全都拋棄
想真正的變成一個人 自由自在
沒有這份勇氣 自嘲後又自我厭棄

象靠近了又被推回的海浪 一直在游遊蕩蕩
安心和不安 從沒消失過一刻
看看別人 大家都一樣若無其事地活著
難道我沉湎迷茫的是多此一舉的海洋嗎?……

投身於瞬間 人們講這是得到幸福的關鍵

不故一切我想要付出所有的愛 最大限地伸開雙臂
真的 我想要抱緊整個的你
一起潛入無盡的大海
向更深處……


5.眠れないのは 誰のせい

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

やけに痛いと 思ったら 胃に りっぱな穴があいてたんだ
夜中のうちに 虫がわいて 体のあちこちをせめる そりゃ石もたまる
早死にするぞ もしかしてするかも

知らないうちに 抑えつけてた 消化不良のわが欲が
腐りはじめのやな臭いを ぷんぷん まきちらしはじめてる
ああ なんという オーデコロン!!
大なり小なり 君も思いあたるでしょう

ああ いやだな 他人の幸せを
満面の笑顔見せて 喜んでるボクがいる
せっかちな妖精が ぐるぐるかけめぐる 空は明るくなっても
眠れないのは 誰のせい

清い我慢も度をこしゃこうなる 心のキャパにもあるボーダー
日に日にむくんでく おのれを 黙って見すごす 手はあるの?
人間ドックなんかじゃ だめよ どこかがちょっと ずれてるだけだよ きっと

なんかちがう 他人のふしあわせを
涙を流して悲しんでるオレサマがいる
他愛ないひとりごと ぶつぶつ漏れてくる 血管の壁から 漏れてる
眠れないのは 誰のせい

ああ いやだな 薬は効かない
あの娘のやわらかい手を握ってもおちつかない
なんか気持ち悪い きっと本当はわかってる
自分の中で あつい戦いが始まってること

ねえ もういいだろう 明日にしましょう
街は平和なフリしてるのに

眠れないのは 誰のせい


6.Soul Station

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

手も洗わずTVも消し忘れ 浅い眠りに揺られる
だれとも口をきかない日は よくあるよ
別にたいしたことじゃない
夜の闇は死ぬほど深く
僕にはどうしていいのかわからない

特別なニュースはやって来ず
彼女の部屋から駅へと坂を下りる
こぎれいなスーツで歩く朝の君は なかなか悪くないよ
つい争うことが多いけど
ゴールの見えない道は僕には長すぎる

なんて退屈な世界にいるんだろう
君に甘えたままで
この心に火はつけられないままで
そしてまた陽が暮れてゆく
線路の向こうに希望は沈みゆく

小さな街では 今日もだれかが去り だれかがやって来る
今僕にできることは
いったいどの教科書にでてるの

あたらしい人を知ったと 君は言い放ち ベッドで背を向け
だれも乗らない電車の音だけが聞こえる

yeah なんてくだらない世界にしてしまったんだろう
君をだいなしにしてまで
死にかけている僕のたった一つの魂は
違う景色を見たいと もがいてる
まっ赤に溶けて注がれる場所求め
出発したいと願ってる きっと…
yeah どこかさい果ての場所へ誰も救えない

どんな神様にも救えない woo…
僕の魂は僕の君の魂は君の 言うことしか聞かないah…

mm… Yeah 誰の言葉も届かない
誰の言葉も届かない
誰の言葉も届かない
誰の言葉も届かないyeah…


7.arizona

作詞:KOSHI INABA
作曲:KOSHI INABA

ヘッドライトを消して走ろう 冷えた地面にねころがろう
何かが遠くで吠えている それでも僕は怖くない

耳にうるさいほどの静けさ ふるさとを離れたリアルさ
大地を踏みしめ 暮らす者の 叫びを小さな背中に聞けば

痛いよ痛いよ だれかそこをなでておくれ
ともに 過ごした あなたとの 歓びだけがよみがえり痛いよ

岩影はただ高くそびえ 風がしげみを 踊らせてる
時の単位は大きく変わり 悩める旅人たちを癒す
水のない河を泳ぐように 僕らは必死にもがいてた
結ばれること 離れることで 人の絆は強くなってゆく

夢だろうすべては 生まれてくること 死ぬこと
このまま埋もれて 素敵な生まれかわりなど信じてみようか

何かが足りないと 渇いた喉をふるわせて
もはやひとりでは 生きられぬ ひ弱な心がさまよう

夢だろう 夢でしょう どこまでも 眠りつづけよう
あなたが ただで 僕にくれた くちづけは星のように 輝きつづける


8.風船

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

風船が 浮かんでいる
二人の間に浮かんでいる
ちくちくいじめてみたり
ときどき いとおしく見つめてみたり

どうかわれないように どうかいつまでも
晴れの日も 雨の日も ふわりふわり
ときには 屋根の上 ときには すぐとなりで
何もないように ただ身をまかせている
いつかくる大きな風を待って
ぼくらを乗せて青い空をゆけ

風船が ふくらむのは
二人のきもち やさしいきもち
さみしげにしぼんでいるのは
かなしい言葉を ふきこんだから

どうかわれないように どうかいつまでも
晴れの日も 雨の日もふわりふわり
ほんの少しだけのわかりあえること
そんなもろいものたちがつまっている
二人ではじめたことを みんな
ゆっくり育てよう花が咲くまで

はなれることは終わることじゃない


9.台風でもくりゃいい

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

シャンペンを飲んで 騒いで吐いて
気持ち悪いから眠れない
眠れないから 街を歩いてみた
眠くなるまで 歩きつづけた

自動販売機を こわして逃げた
吸いたいやつは いつも 置いてない
だれかが僕を 指さし笑った
うつむいて僕は 走りさった

サウナで支配人に 丁寧に追いだされ
家に帰れば イオリがいない
白いフェラーリに おもいきりオカマほられた
ちゃらちゃらしたやつに ほられちゃった

悲しむひまなどない どれもこれもがささいで
冗談ばかりで また 消えてゆくよ

台風でもくりゃいい でっかいのでもきてくれりゃ
彼女に会いに出かけてみたい
やな事全部 帳消しにしたい

「何かが来る」としゃべってる
目立ちたがりやのニュースキャスター

愛をください ただでください
余りものでいい 寄付してくれ

台風でもくりゃいい でっかいのでもきてくれりゃ
もうちょっとは幸せになれるでしょうか

泣くな騒ぐな 卑屈にゃなるな
そして僕のマグマは 熱くなるよ
時間は余ってない 倍テンでいっちゃうよ
すべてはただ 過ぎ去ってゆくよ

塵のように吹き飛んで GONE…


10.灼熱の人

作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志

季節さえ変わらないような
冷めきった街角を歩けば
Oh,人の足もとをすくうことに
命をかけている人たちがいたよ
Oh,革命おこしてやるなんて
うっかり口にしちゃいけない
白い目で見られるか シカトされるか
ここらへんはそういうところだよ だけど

灼熱の人よ 今 立ちあがれ
嵐の中で踊り狂え
後悔するヒマもないような人生で
かくしてる 鬼のような面で叫んでごらんよ

長い月日でつくられた
良識をゴクゴク飲み下してる
Oh,君の斬新なアイデアも
だれもとりあってはくれない
波風なしで暮らせば
親戚中も安心するし
フツーなことにこしたことはない
そんなの承知のしてるしてるけど だけど

灼熱の人よ 泣きねいるな
疑うことも忘れないで
余力を残せぬ哀しいさだめ
ヤジられてもいい
攻撃の渦にその身をさらけ出せ

冷静に侑瞰で見るのは
Oh,賢いやつらにまかしときゃいい
はずれてゆく自分のピッチを どうにかしたいんだろう
したいんなら しょうがない

灼熱の人よ 今すぐ立ちあがれ
嵐の中でもだえ狂え
後悔するヒマもないような人生で
かくしてる鬼のような面で叫んでごらんよ


11.なにもないまち

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

カーテンを閉め忘れ 朝日が僕にたずねる
ひとりで眠るベッドは ちょっと広すぎやしないかい
パンにかじりつきながら コーヒーの湯気を眺める
きみの消えたこの部屋は 静かすぎやしないかい

いつもどおり 僕以外のなにもかも

なにもない なにもない なにもない なにもないまちじゃ
あるいても はしっても ないても どこにもたどりつけない
なにもない なにもない なにもない なにもないまちじゃ
あれもない これもない それもない ここにいるイミがない

信号待ちでラジオの ボリュームをあげて歌う
ぽっかりあいた助手席には 光を受けてほこりが舞う

過ぎる景色は 僕をつきはなす

なにもない なにもない なにもない なにもないまちじゃ
あるいても はしっても ないても どこにもたどりつけない
なにもない なにもない なにもない なにもないまちじゃ
あれもない これもない それもない ここにいるイミがない

ヘヤヲデヨウ アシタニナッタラ マチヲデヨウ アシタニナッタラ
ヤッテイケル ヒトリニナッテモ ウマクズルク ヒトリニナッテモ
ヘヤヲデヨウ アシタニナッタラ マチヲデヨウ アシタニナッタラ
ヤッテイケル ヒトリニナッテモ ウマクズルク フトクミジカク


12.Chopsticks


13.JEALOUS DOG

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

もっとボクに 優しく笑いかけてほしい なるべくボク一人だけに
あいつのつまらないジョークにうけてるなんて たのむからやめてほしい
どこがいいの あいつの どんなとこにほれてるの
きっとだまされてる マイダーリン
みっともないと 言われても かくしてはおけない
たとえ君が だれかのものだろうと

毎日くりかえしてる ばかばかしいゲームで
みんな二重 三重に ホンネをかくしすましてる

やいちゃう メラメラ 嫉妬が燃えてる 体がアツイ
なりふりかまわず 君をモノにしたい
自分で自分が一体誰だかわからなくなる
気がついたらもう飛びかかってるよ

君とアイツの目と目でする会話がくやしい
ボクの入りこめない世界
傷つくのは毎度のこと なめてりゃなおるぜ
ストレス なんかに 絶対やられない

ねぇ… そこのキミ ボクを心配してくれるなら
おいしいオヤツを今すぐ たらふくちょうだいよ

やいちゃう メラメラ 嫉妬が燃えてる 体がアツイ
なりふりかまわず 君をモノにしたい
思いどおりに 隅から隅まで ナメまわしてみたい
恋とか愛とかにゃ まるで 興味はない

ああ… わかってるよ 脈のないコミュニケーション
いつまでむなしく 続けてゆくのだろう

やいちゃう メラメラ 嫉妬が燃えてる 体がアツイ
なりふりかまわず 君をモノにしたい
スキになりすぎて キライになりそうな
ヘンテコなフィーリング

寝ておきて 忘れてれば それでもいい


14.愛なき道

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

十分だろう 僕らは 十分すぎるほど
愛という名のルールに 懸命につくしてきた
うしろゆびなど さされることもないままに
ある種の理想に 限りなく近づいていたみたい
でも おまえの 想像もつかないような 僕がいる
ああ おまえが 知ったら気絶する 間違いない

うそもつかないで やりくりしてたはずだけれど
うそをつかないで すむような 話題に逃げてただけ
愛が先なのか 罪が先なの 知らないけれど
けっこう疲れたってことは 休めってことだろう
ありがちな症状 だ いつのまにか こうなってる
ああ あるがままの相手じゃない 互いに見ていたのは

愛のない長い長い道を ぶっとばしてゆこう
幻 を次から次へと追いやって
もうひとりじゃない まして なあなあになるわけでもない
ういういしい ぬくもりが もっとあざやかに見えるよ

おまえのエンジンもっとうならせろ こわれたように叫んでみれば
地平線の果てに見える 信じられるものが 見える
どんな言葉も表せない 愛の言葉は がらくたになる
誰がつくった道を走ってるの 精神のリミッター みなのうなしてしまえよ

愛のない長い長い道を ぶっとばしてゆこう
人が見たら驚くよな少ない荷物で
もうひとりじゃない まして なあなあになるわけでもない
ういういしいぬくもりが もっとあざやかに見えるよ

どこまでも 楽しんでいける 自分の道ならば
ときに はげしい さみしさと戦いながら
I'll give you a ride もしも だれかが望むならば
美しい思い出だけを 胸にひめ とびだそう


15.Little Flower

作詞:KOHSHI INABA
作曲:KOHSHI INABA

夜更けのひとりごと 月も笑って眺めてるよ
今までの僕は ひび割れたグラスだと
ぽっかりあいた穴から なにもかもこぼれてる
本当には うれしくも かなしくもないような このこころ

めくるめく ひとりごと 誰も聞きたがってないよ
流れる雲に吠える… 猫は知らん顔で寝てるよ
君のわかりやすい笑顔が 意識の底に話しかける
あなたのその胸をさいて どろどろのこころを見せてと

目を覚まそう むなしがりやの夢は もう終わる
うなされてる 僕の指を君が つかんでくれる 強くしっかりと

いっしょならば やすらぎや はげしさや 寂しさで
すき間は埋まってゆくよ これからはもう 空っぽじゃない

目を覚まそう ひとりよがりの ドラマにあきたなら
やわらかい 君の頬に そっと手を触れてみよう そっと

与えたことばかり 覚えていた 僕に おやすみ
小さな花を 抱きしめる君を 抱きしめてみたい
今度は僕が