心の指すほうへ

grram 心の指すほうへ專輯

3.オレンジの空

作詞:久川実津紀
作曲:徳永暁人

帰り道に伸びる影を見て、私のじゃない気がした
誰かのこと真似ばかりして
知らない自分になってしまっていた
嫌われることが怖かっただけ
歩幅を合わせて「大丈夫。」と落ち着かせていた
だけれど…

自分のカケラを探しに行こう
どこかにある本当の姿
今を叩き壊してゼロになれたらやり直せるのかな
笑うたびに増やしてきていた嘘
何もない笑顔なら いらないから捨ててしまいたい
夜が来る前に
私が私になれるように

いつからかな
他人(ヒト)と比べて自信をなくしはじめたのは
私のこと必要としてくれる温かい場所を求めた
手に負えないキモチ:ないものねだり
どうして誰かをうらやむしか出来ないんだろう
変わりたい。。

自分のカケラを見つけたくて
あの頃を振り返ってみるけど
2度と戻れない過去に出会って戸惑う私がいる
ホントは近くにあるはずなのに
大切なものはいつも見えないから
失くしたと思って探してしまう
今すぐに、すべてをリセットしたいな

自転車のカゴ この思いを乗せ飛ばしたら
独り占めした風が嘘をはがしてゆく
オレンジの空
こんな美しいものだと今、素直に思えた気がした

自分のカケラを握りしめて
私は大人になっていくんだろう
時が経つほどに忘れていくもの あるかもしれないけれど
どこまでもついてくるこの影は
ずっと見失わないようにしたいから
私は私を生きていきたい
周りと同じ顔をしてきた日々に
ここで手を振って別れよう