チャットモンチ一 橙專輯

2.コスモタウン

作詞:橋本繪莉子
作曲:橋本繪莉子
編曲:チャットモンチ一

二車線向こうの車から
こっち向いてニヒルな笑い
ああいう顏に弱いから
すかした女を演じてみせた
真夜中の國道は不氣味なくらい靜かで
立ち盡くす信號だけ
宇宙の隅にきらめいていた
晝間には見えなかったものがそこにあり
あの頃見えなかったものが
痛いほど突き刺さる

「ほらあれが北斗七星だ」
つないだ祖父の手は
しわしわで溫かかった
見上げた星のかなしみが
月の影からのびている
私の心を見透かしているのなら
默ってないでその答えを教えてよ

闇を切って車は走っていく
後ろから呼び止める聲は
マリちゃんでもコウちゃんでもなくて
幼いおさげの私です

晝間には見えなかったものに氣付いたとき
なんだかゾッとした

茂みの中で見つけられなかった
野球ボ一ルを想う あの子は今をしてる?
見上げた星のかなしみが
月の影からのびている
私の心を見透かしているのなら
默ってないでその答えを教えて

「ほらあれが北斗七星だ」
よく動いた手は しわしわで溫かかった
見上げた星のかなしみが
月の影からのびている
私の心を見透かしているのなら
默ってないでその答えを教えて 教えてよ