少年少女

中村中 少年少女專輯

6.旅人だもの

作詞:中村中/竹原ピストル
作曲:中村中/竹原ピストル

トラックを停めたら迷子扱い
抱けると思われて乘った助手席
なんて讀むかのわからない
さびれた驛の陰からは
路上の歌が流れてる 誰かが鼻で笑ってる
冷めてるコ一ヒ一と小錢くすねて
三度目のカ一ブで飛び降りた街
ギタ一ケ一スの留め金が
馬鹿になってる 外れてる
だけど特別さみしくない
私もどうせ 外れてる
旅人だもの どうせ 旅人だもの
ひとつの街には 落ち著いていられないんだ
旅人たちよ 今日はどこまで行くの
君がその氣なら どこだって終著驛だ


流されているのか 流れているのか
あやふやな景色が車窗にゆれてる
理由なんかは聞かないでくれ
立ち止まってしまうじゃないか
考えごとは腹がへる 考えごとは腹がへる
旅人だもの だって 旅人だもの
ひとつの街には 落ち著いていられないんだ
旅人たちよ 今日はどこまで行くの
君がその氣なら どこだって通過驛だよ

ぐるぐるぐるぐる目がまわるくらいに
もう何回まわったかわからない
お日樣が今夜も沈んでゆく
橫になれる場所はないかと彷徨いながらうつらうつら
やっとこ見つけた公園の向かいには
オバちゃんひとりの古びたコンビニがあった
「ねぇオバちゃん。野宿をしたいんだけど、
この邊りに惡い人はいるのかい?」
そう尋ねた僕に、
「ねぇ坊や。どんな所にも、
惡い人もいれば良い人もいるんだよ。
ちなみにオバちゃんは
良い人だけどね」って 肉まんひとつ
今夜も僕らは なんとか生きている

旅人だもの そうさ 旅人だもの
ひとつの街には 落ち著いていられないんだ
旅人たちよ 今日はどこまで行くの
君がその氣なら どこだって終著驛だ