その女をたずねて~函館から沖縄まで~

北島三郎 その女をたずねて~函館から沖縄まで~專輯

3.越後情話

作詞:星野哲郎
作曲:原譲二

角巻の 雪を払いながら
熱燗にしてと 女は声をかける
おちょぼ唇してさ 少しやけっぱち
へいへいと 愛想よく
七輪の 火を煽ぐ
おやじの息も白い ああ 越後六日町

男って みんな嫌いなのさ
独白言って 涙をかくすたび
せまい屋台がさ やけに華やぐね
なじめない お座敷を
逃げだして きたのかい
乱れた裾にのぞく ああ 仇な緋ぢりめん

こんな妓を 泣かすやつの気持
わからないねぇと 男が差す酒を
どうもありがとう なんて言っちゃって
受けとめる 色っぽい
まなざしが 可愛いくて
心の雪もとける ああ 越後六日町