演歌の花道

森若里子 演歌の花道專輯

18.嵯峨野の女

作詞:池田充男
作曲:伊藤雪彦

みだれてしまえば すむことでした
それが出来ずに 別れてきたの
堅く結んだ おんな帯
嵯峨野さやさや
竹の葉ずれを聞きながら
恋の煩悩 捨てにゆく

どうすりゃいいのと 野仏さんに
両手合わせりゃ こぼれる椿
あなた恋しい ほつれ髪
嵯峨野しとしと
水の音にも 泣かされて
ひとり未練のまよい径

書いてはいけない あなたの名前
書いてまた消す 想い出草よ
なみだぼかしの 裾が舞う
嵯峨野ほろほろ
よわい女をぶつように
鐘が鳴りますまたひとつ