暫存

森進一 暫存專輯

31.林檎抄

作詞:阿久悠
作曲:川口真

ひとりの女が林檎をかじりながら
私の部屋にやって来たのは
灰色の長雨に くさくさしていた午後でした

不幸と土産とさびしく笑いながら
ホットな酒をのんでいるのは
その昔 少しだけ 心をかわしたひとでした

何も話すなよ 何も聞かないから
居心地がいいのなら いつまでもいるがいいよ

ひとりの女が林檎を一つ残し
私の部屋を出ていったのは
待ちわびた夏の陽がぎらぎら輝く朝でした

不幸が好きだと 唇ゆがめながら
男のもとへ去って行くのは
運命に流されて おぼれているよなひとでした

何も話すなよ 何も聞かないから
ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ

何も話すなよ 何も聞かないから
ひからびた林檎だけ テーブルに置いておくよ