鬼哭轉生

陰陽座 鬼哭轉生專輯

8.陰陽師

作詞:黑貓
作曲:黑貓
編曲:黑貓&瞬火&陰陽座

「東海(とうかい)の神、名は阿明(あめい)
西海(せいかい)の神、名は祝良(しゅくりょう)
南海(なんかい)の神、名は巨乘(きょじょう)
北海(ほっかい)の神、名は禺強(ぐきょう)
四海(しかい)の大神(だいじん)、
全知全能(ぜんちぜんのう)の力を以(も)ち、
百鬼(ひゃっき)を避(しりぞ)け、
凶災(きょうさい)を蕩(はら)う
我、常に月將(げつしょう)を以(もっ)て占時(せんじ)に加へ、
日辰陰陽(にっしんいんよう)を見る者なり」

荒ぶる森羅(しんら)の魔物達よ
羅睺(らご)の夜に目覺めん
揭げる桔梗(ききょう)の星の上に
開かる光と陰の門
闇より出でたる魔性を祓(はら)い去る
光放つ十二神將(じゅうにじんしょう)
我が足に集い咒詛(のろい)を迂めて飛べ
此(こ)の世の和を結ばんが為
光は闇を裂き 風は雲を散らす
萬象(ばんしょう)の力よこの兩手の力と變れ

渦卷く暗雲(くらいくも)天を殺し
現る凶事(きょうじ)のうなりか
地獄に這いずる蟲の如(ごと)く
のたうつ哀れなる怨靈

舞い踴る邪氣の朱(しゅ)の靈符を放ち
冥土(めいど)送りの唄を唱う
戰慄(わなな)く魔魅(まみ)達を飧らう式神ども
骨を食(は)み血を啜(すす)れよ
光は闇を裂き 風は雲を散らす
萬象の力よこの兩手の力と變れ

今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者有り。
古井戶より冥界へと行き來し、
死者と語り物怪(もののけ)とたわむる。
數多(あまた)の式神を使役(しえき)し、
滿月の夜には魔物に跨(また)がり
天を驅けたという。其(そ)の者を人は、
陰陽師(おんみょうじ)と呼ぶ。

闇夜に綾(あや)なす魑魅魍魎(ちみもうりょう)の群れ
冥府の藻屑(もくず)と引き裂かん
轟(とどろ)く雷鳴その叫びの果てに
紅蓮(ぐれん)の火を上げる地獄へ
還(かえ)れ魔の民よ二度と目覺めぬ樣
結んだ印に情けを迂め
鎮(しず)まる魂 黃泉(よみ)の底で眠れ
哀れなる性(さが)を忘れ去り
光は闇を裂き 風は雲を散らす
萬象の力よこの兩手の力と變れ