記憶の森のジブリ

竹仲絵里 記憶の森のジブリ歌詞
1.テル一の唄

作詞:宮崎吾朗
作曲:谷山浩子

夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絕えた風の中 空を摑んだその翼
休めることはできなくて
心を何にたとえよう 鷹のようなこの心
心を何にたとえよう 空を舞うような悲しさを

雨のそぼ降る巖陰に いつも小さく笑いている
花はきっと切なかろう
色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを
愛でてくれる手もなくて
心を何にたとえよう 花のようなこの心
心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを

人影たえた野の道を 私とともに步んでる
あなたもきっと寂しかろう
蟲の囁く草原を ともに道行く人だけど
絕えて物言うこともなく
心を何にたとえよう 一人道行くこの心
心を何にたとえよう 一人ぼっちの悲しさを


2.君をのせて

作詞:宮崎駿
作曲:久石讓

あの地平線 輝くのは
どこかに君をかくしているから
たくさんの灯が なつかしいのは
そのどれかひとつに 君がいるから
さあ でかけよう ひときれのパン
ナイフ ランプ かばんにつめこんで
父さんが残した 熱い想い
母さんがくれた あのまなざし

地球はまわる 君をかくして
輝く瞳 きらめく灯
地球はまわる 君をのせて
いつかきっと出会う ぼくらをのせて

さあ でかけよう ひときれのパン
ナイフ ランプ かばんにつめこんで
父さんが残した 熱い想い
母さんがくれた あのまなざし

地球はまわる 君をかくして
輝く瞳 きらめく灯
地球はまわる 君をのせて
いつかきっと出会う ぼくらをのせて


3.カントリ一·ロ一ド

作詞:高橋廣雄
作曲:DENVER JOHN/NIVERT TAFFY/DANOFF BILL

ひとりぼっち おそれずに
生きようと 夢見てた
さみしさ 押し込めて
強い自分を 守っていこ
カントリ一ロ一ド
この道 ずっとゆけば
あの街に つづいてる
気がする カントリ一ロ一ド
步き疲れ たたずむと
浮かんで来る 故鄉の街
丘をまく 坂の道
そんな僕を 叱っている
カントリ一ロ一ド
この道 ずっとゆけば
あの街に つづいてる
気がする カントリ一ロ一ド
どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調が速くなっていく
思い出 消すため
カントリ一ロ一ド
この道 故鄉へつづいても
僕は 行かないさ
行けない カントリ一ロ一ド
カントリ一ロード
明日は いつもの僕さ
帰りたい 帰れない
さよなら カントリ一ロ一ド
さよなら カントリ一ロ一ド
さよなら カントリ一ロ一ド


4.さんぽ

作詞:中川李枝子
作曲:久石讓

あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう
さかみち トンネル くさっぱら
いっぽんばしに でこぼこじゃりみち
くものすくぐって くだりみち
あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう
みつばち ぶんぶん はなばたけ
ひなたにとかげ へびはひるね
ばったがとんで まがりみち

あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう
きつねも たぬきも でておいで
たんけんしよう はやしのおくまで
ともだちたくさん うれしいな
ともだちたくさん うれしいな


5.ひまわりの家の輪舞曲

作詞:宮崎駿
作曲:久石讓

もういちど 自由にあるけたら
おもいっきり お掃除をして
お洗濯をして お料理をつくって
お散步に出かけよう
晴れたらなんて 明るいんだろう
お日樣も 笑っている
雨の日もスキ おしゃれな雨傘
レインコ一トも著て步こう

おむかえは まだ來ないから
その間に 一寸だけ步かせて
もういちどだけ踴りたい
そよ風になって

クルクルまわる 手をつないで
背すじをのばして ヒザをのばして
足をはねあげて スカ一トがふくらんで
みんなニコニコ笑ってる

おむかえは まだ來ないから
窗のガラスを ふくだけでいいの
もういちどだけ踴りたい
そよ風になった


6.世界の約束

作詞:谷川俊太郎
作曲:木村弓

淚の奧にゆらぐほほえみは
時の始めからの世界の約束
いまは一人でも二人の昨日から
今日は生まれきらめく
初めて會った日のように

思い出のうちにあなたはいない
そよかぜとなって頰に觸れてくる

木漏れ日の午後の別れのあとも
決して終わらない世界の約束
いまは一人でも明日は限りない
あなたが教えてくれた
夜にひそむやさしさ

思い出のうちにあなたはいない
せせらぎの歌にこの空の色に
花の香りにいつまでも生きて


7.ル一ジュの伝言

作詞:荒井由實
作曲:荒井由實

あのひとのママに會うために
今、ひとり列車に乘ったの
たそがれせまる街並や車の流れ
橫目で追い越して
あのひとはもう氣づくころよ
バスル一ムにル一ジュの伝言
浮氣な戀をはやくあきらめないかぎり
家には掃らない
不安な氣持ちを殘したまま
街はDing-Dong遠ざかってゆくわ
明日の朝ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!

あのひとはあわててるころよ
バスル一ムにル一ジュの伝言
てあたりしだい友達にたずねるかしら
私の行く先を
不安な氣持ちを殘したまま
街はDing-Dong遠ざかってゆくわ
明日の朝ママから電話で
しかってもらうわ My Darling!
しかってもらうわ My Darling!


8.もののけ姬

作詞:宮崎駿
作曲:久石讓

はりつめた弓の ふるえる弦よ
月の光りにざわめく おまえの心
とぎすまされた刃の美しい
そのきっさきによく似た そなたの橫顏
悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは
森の精 もののけ達だけ
もののけ達だけ

はりつめた弓の ふるえる弦よ
月の光りにざわめく おまえの心
とぎすまされた刃の美しい
そのきっさきによく似た そなたの橫顏
悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは
森の精 もののけ達だけ
もののけ達だけ
もののけ達だけ


9.時には昔の話を

作詞:加籐登紀子
作曲:加籐登紀子

時には昔の話をしようか
通いなれた なじみのあの店
マロニエの並木が窗邊に見えてた
コ一ヒ一を一杯で一日
見えない明日を むやみにさがして
誰もが希望をたくした
ゆれていた時代の熱い風に吹かれて
體中で瞬間を感じた そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金はなくても なんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
朝まで騷いで眠った
嵐のように每日が燃えていた
息が切れるまで走った そうだね

一枚殘った寫真をご覽よ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走り續けているよね どこかで


10.いつも何度でも

作詞:覺和歌子
作曲:木村弓

呼んでいる 胸のどこか奧で
いつも心躍る 夢を見たい
かなしみは 數えきれないけれど
その向こうできっと あなたに會える

繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は續いて見えるけれど
この兩手は 光を抱ける

さよならのときの 靜かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ


呼んでいる 胸のどこか奧で
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの數を 言い盡くすより
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに碎かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 靜かな窗
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから