1.鳳翼天翔
作詞：瞬火
作曲：瞬火
編曲：瞬火·陰陽座
朝に醒めた顰(ひそ)む征野(せいや)の白き乙女
瑞(みず)の小佩(おひも)
堅く結びて撓(たおり)に立つ
淺蔥褪(あさぎざ)めた
澱む遠夜(たいや)の藍に沈む
失われし皸(かか)る吾(あ)が手を包む光よ
曉(あかつき)夢見し
蒼き焰(ほむら)纏う鳳(とり)が
生(いく)の國まで舞い上がる
翠(みどり)絕えし大地(だいじ)にも
墮ちた天にも
五色(ごしき)の翼揭げて
羽に湛えた慈しみ
渾(すべ)ての魂(もの)に
與えてそだたく
曉(あかつき)夢見し
蒼き焰(ほむら)纏う鳳(とり)が
生(いく)の國まで舞い上がる
天明を邀(むか)えた
梧桐(あおぎり)の丘から
鏘鏘(そうそう)と鳴く聲(こえ)が屆いたら
紅月(あかつき)燃え逝(ゆ)く
斯(か)かる星の天空(そら)を惑う
幾億の魄靈(はくれい)を
明(あか)き心で束ねて
生と死の理(ことわり)を
來世(あす)に伝えて舞い上がれ
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